NICCHU / 六十干支 52番目

乙卯(きのとう)の性格

春の野に一面に広がる若草のような、乙らしさの純度が高い人。日干は陰の木の乙(きのと)、地支は木の卯(う)で、天干の木と地支の木が同じ五行(比和)にあたります。十二運は臨官、空亡は子・丑です。

日干 乙・陰の木十二運 臨官空亡 子・丑
この記事の結論

乙卯(きのとう)の性格は、乙の柔らかさに、同じ木の卯が重なり、乙らしさが最も素直に表れたものとされます。人当たりはやわらかいのに、自分のペースや感覚はしっかり守る、しなやかで芯のある人と読まれます。日干は陰の木の乙(きのと)、地支は木の卯(う)で、天干の木と地支の木が同じ五行(比和)にあたります。十二運は臨官、空亡は子・丑です。

読み 乙卯(きのとう)
六十干支の番号 52番目
日干 乙(きのと)・陰の木
地支 卯(う)・五行は木
天干と地支の関係 天干の木と地支の木が同じ五行(比和)
蔵干と十神 乙(比肩)
十二運 臨官
空亡(天中殺) 子・丑(子丑天中殺)
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乙卯(きのとう)の性格

乙は陰の木で、卯もまた木の支です。卯は啓蟄から清明の前まで、虫が土から出てきて草木が一斉に芽吹く、春のさなかを受け持つとされます。景色にたとえると、野原いっぱいに若草が広がり、どこを見ても緑が揺れている眺めです。

一本一本は細くても、群れになって地面を覆い尽くす草のように、乙卯は穏やかな顔のまま、気づけば周りに自分の色を広げています。押しつけがましさはないのに、その人がいるだけで場の空気が変わる。そんな存在として語られる日柱です。

乙(陰の木)と卯(木)の組み合わせ

乙卯は、天干の木と地支の木が同じ五行(比和)です。天干と地支が同じ五行なので、その五行の性質がまっすぐ強く出やすい組み合わせとされます。迷いが少ない反面、偏りも出やすいと読まれます。

天干も地支も木なので、乙の持つ協調性・感受性・しなやかさが、混じりけなく出やすいとされます。人の気持ちに敏感で、場の空気を読んで自然に振る舞いを合わせられます。乙の日柱の中でも、いちばん「乙らしい乙」と読まれることが多い組み合わせです。

ただし、柔らかいからといって流されるわけではありません。草が踏まれても起き上がるように、自分の好き嫌いや譲れない感覚ははっきり持っています。表では相手に合わせつつ、最後は自分の納得する形に落ち着かせる、したたかさも備えているとされます。

興味のあることには長く打ち込み、独学でも技術を伸ばしていけるタイプです。決められた枠にはめられるより、自分のペースで進められる環境で生き生きとします。好きなものに囲まれていると、驚くほどの集中力を見せる日柱とされます。

日干乙そのものの性質は乙(きのと)の解説にまとめています。

乙卯の強みとつまずきやすい点

強み

  1. 場をなごませる柔らかさ角の立たない物腰で、緊張した空気をほぐし、人と人の間をつなげるとされます。
  2. 自分で伸びていく自立心誰かに引っ張られなくても、好きな分野で着実に腕を上げていけると読まれます。
  3. 豊かな感受性色や音、言葉の細かな違いを感じ取り、表現や仕事に生かせるのが持ち味です。

つまずきやすい点

同じ五行が重なるぶん、乙の性質が偏って出やすいとされます。気の合う人とは深くつながる一方で、合わない相手とは距離を置き、関係の幅が狭くなることがあります。

また、人に合わせる顔と自分を通す顔の差が大きく、周りからは「やわらかいのに頑固」と受け取られることもあります。自分の希望を早めに言葉にしておくと、急に意見を変えたように見られずにすむと読まれます。

乙卯の女性・男性の特徴

乙卯の女性

乙卯の女性は、可憐で親しみやすい印象を持たれやすい人とされます。おしゃれや身の回りの小物にこだわりがあり、自分なりの美意識を大切にしています。

一見おっとりしていても、仕事や趣味では自分のスタイルを曲げない強さがあります。誰かに頼りきるより、自分の手で暮らしを整えていきたいタイプで、年齢を重ねるほど自分らしさがはっきりしてくると読まれます。

乙卯の男性

乙卯の男性は、優しく穏やかで、威圧感のない人とされます。リーダーとして前に出るより、自分の得意分野を深めて、職人や専門家として信頼を得ていく道が合うと読まれます。

人当たりはいいものの、自分の領域に踏み込まれるのは苦手です。干渉されすぎると静かに距離を取るので、周りには「つかみどころがない」と映ることもあるとされます。

男女の傾向は通説での目安です。実際の出方は、年柱・月柱・時柱を含めた命式全体で変わります。

乙卯の恋愛・結婚の傾向

恋愛では、相手との感覚の近さを大事にします。話のテンポや好きなもの、心地よいと感じる距離感が合うかどうかで、気持ちが大きく動くとされます。尽くすときは細やかで、記念日や相手の好みをよく覚えているタイプです。

結婚では、お互いの自由を認め合える関係が長続きしやすいと読まれます。べったり一緒にいるより、それぞれの時間を持ちながら支え合う形が合います。束縛が強い相手だと、表面は合わせつつ心が離れていくことがあるので注意したいところです。

乙卯の仕事・向いている役割

仕事では、自分の裁量で進められ、専門性を伸ばしていける場で力を出しやすいとされます。デザインや手仕事のように感覚を生かす分野、人の話を聞いて寄り添う分野、植物や自然にかかわる分野などが合うと読まれます。

一方で、細かく管理され、自分のやり方を認めてもらえない環境は消耗しやすいとされます。ひとりで黙々と取り組む時間と、人とやりとりする時間のバランスがとれている職場ほど、長く力を発揮できる日柱です。

向きやすいとされる仕事・役割の例

  • デザイナー
  • 花や植物にかかわる仕事
  • 美容・ネイル
  • カウンセラー
  • 手工芸・作家
  • 編集・ライター

同じ乙(きのと)の日柱との違い

乙卯は、乙の6つの日柱の中で唯一、天干と地支がそろって木になる日柱です。乙亥が水に養われて受け身の穏やかさを見せるのに対し、乙卯は自分の力で伸びていく自立心がはっきりしているとされます。

華やかさで比べると乙巳の方が外向きで、自分を表現する力が目立ちます。乙卯の魅力は、派手さよりも、自然体のまま周りをなごませ、気づけば自分の居場所を広げている点にあると読まれます。

日柱特徴(通説)十二運空亡
乙丑
きのとうし
冬の土に根を張る草花。我慢強く、地道な積み重ねで結果を出す 衰 戌・亥
乙卯
きのとう
木の気が重なり、乙らしさが素直に出る。柔軟でいて自分のペースを守る(このページ) 臨官 子・丑
乙巳
きのとみ
日差しの中で咲く花。華やかで表現力があり、センスを外に発揮する 沐浴 寅・卯
乙未
きのとひつじ
乾いた土に根づく草。面倒見がよく温和で、内に粘り強さを秘める 養 辰・巳
乙酉
きのととり
金の気と向き合う花。繊細で美意識が高く、緊張感の中で磨かれる 絶 午・未
乙亥
きのとい
水に養われる草花。穏やかで受容力があり、やさしさと直感を持つ 死 申・酉

乙卯の十二運「臨官」と空亡「子・丑」

十二運は、日干乙が地支卯の上でどんな勢いにあるかを12段階で表したものです。乙卯の十二運は臨官です。社会に出て一人前に働く段階です。自立心と実務の力が充実しているとされます。

乙卯の十二運は臨官です。一人前に働き、自分の足で立つ力を表すとされ、誰かに頼らず自分のペースで腕を磨いていく乙卯の自立心と重ねて読まれます。

空亡は、日柱が属する旬(10干支のまとまり)に入らない2つの地支です。乙卯は甲寅旬の干支なので、空亡は子・丑になります。巡ってくる年と月、過ごし方は子丑天中殺のページで確認できます。

同じ子・丑が空亡の日柱

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よくある質問

乙卯(きのとう)はどんな性格ですか?
通説では、天干と地支がどちらも木で、乙らしさが最も素直に出る日柱とされます。やわらかく協調的ですが、自分のペースと感覚は守る芯の強さがあります。気の合わない相手と距離を置きやすく、「やわらかいのに頑固」と見られる面もあるとされます。
乙卯の人はどんな恋愛をしますか?
感覚の近さを大事にし、心地よい距離感の相手と自然に関係を深めるタイプとされます。尽くすときは細やかですが、束縛されると心が離れやすいので、お互いの時間を尊重できる相手と長続きしやすいと読まれます。
乙卯の空亡(天中殺)は何ですか?
乙卯の空亡は子・丑です。乙卯は甲寅旬の干支で、この旬に入らない子と丑が空亡になります。算命学では子丑天中殺と呼ばれます。
乙卯の十二運と蔵干は何ですか?
日干乙から見た地支卯の十二運は臨官です。卯の蔵干は乙で、日干乙から見た十神は乙(比肩)になります。
自分の日柱はどうやって調べますか?
生年月日がわかれば、夜弦の四柱推命の命式計算ページで日柱を無料で確認できます。日柱は生まれた日だけで決まるため、時刻がわからなくても出せます。23時台生まれの場合は、計算の流派によって日柱が1日ずれることがあります。

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