NICCHU / 六十干支 2番目

乙丑(きのとうし)の性格

凍った大地の下で根を伸ばす、我慢強い堅実派。日干は陰の木の乙(きのと)、地支は土の丑(うし)で、天干の木が地支の土を剋す関係(干剋支)にあたります。十二運は衰、空亡は戌・亥です。

日干 乙・陰の木十二運 衰空亡 戌・亥
この記事の結論

乙丑(きのとうし)の性格は、乙のしなやかさに、丑の忍耐強さと堅実さが重なったものとされます。目立つことより、寒さに耐えながら少しずつ根を伸ばしていくような、地道で粘り強い人と読まれます。日干は陰の木の乙(きのと)、地支は土の丑(うし)で、天干の木が地支の土を剋す関係(干剋支)にあたります。十二運は衰、空亡は戌・亥です。

読み 乙丑(きのとうし)
六十干支の番号 2番目
日干 乙(きのと)・陰の木
地支 丑(うし)・五行は土
天干と地支の関係 天干の木が地支の土を剋す関係(干剋支)
蔵干と十神 己(偏財)・辛(偏官)・癸(偏印)
十二運 衰
空亡(天中殺) 戌・亥(戌亥天中殺)
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乙丑(きのとうし)の性格

乙は陰の木で、草花やつる草にたとえられる十干です。足元の丑は、小寒から立春の前までの、一年でいちばん冷え込む時期を受け持つ支とされます。五行は土で、霜の降りた畑や、雪の下で春を待つ田んぼの景色が重なります。

地上には花も葉も見えないのに、土の中では根がゆっくりと広がっている。乙丑はそんな「冬越しの草」として語られます。表に出る華やかさは控えめでも、季節が変われば一番に芽を出せるだけの準備を、黙って進めている姿です。

乙(陰の木)と丑(土)の組み合わせ

乙丑は、天干の木が地支の土を剋す関係(干剋支)です。自分(天干)が足元(地支)を抑えて動かす形です。周りや物事を自分の手で動かそうとする力が出やすく、押しが強くなりすぎないことが鍵とされます。

乙の持ち味は、周りに合わせて形を変える柔軟さと、人をよく観察する目です。丑は粘り強さと慎重さを象徴する支とされ、この2つが重なると、柔らかな物腰の内側に頑固なほどの忍耐力が宿ります。乙の6つの日柱の中では、最も地に足がついたタイプと読まれることが多い日柱です。

人との関わりでは、最初は控えめで、自分から距離を詰めることは少ないとされます。そのかわり、一度信頼した相手とは長く付き合い、相手の小さな変化にもよく気づきます。口数は多くなくても、困ったときに頼りになる人として周りに覚えられやすいと読まれます。

物事は、急がずに一つずつ確かめながら進める形です。新しいことにすぐ飛びつくより、続けられるかどうかを見極めてから手をつけます。いったん始めたことは簡単に投げ出さないので、時間がたつほど成果が積み上がっていく日柱とされます。

日干乙そのものの性質は乙(きのと)の解説にまとめています。

乙丑の強みとつまずきやすい点

強み

  1. 折れない忍耐力苦しい時期にも投げ出さず、状況が変わるまで持ちこたえる力があるとされます。
  2. こつこつ積み上げる堅実さ派手な一発より、毎日の小さな積み重ねで確かな結果を残すのが得意です。
  3. 人を見る細やかな目相手の様子や本音の変化に気づき、さりげなく手を差し伸べられると読まれます。

つまずきやすい点

我慢が得意なぶん、つらさを口に出さずにため込みやすいとされます。周りからは平気そうに見えるため、限界に近づくまで誰にも気づかれないことがあります。

また、慎重さが行きすぎると、好機を前にしても「まだ早い」と見送ってしまうことがあります。小さく試してみる場をつくると、持ち前の堅実さを保ったまま一歩を踏み出しやすくなると読まれます。

乙丑の女性・男性の特徴

乙丑の女性

乙丑の女性は、やわらかな雰囲気の中に、芯の強さを秘めた人とされます。家庭でも仕事でも、地味な作業を厭わずに引き受け、周りが気づかないところで全体を支えていることが多いと読まれます。

自分のことは後回しにしがちで、甘え下手な一面もあります。人の役に立つことで安心するタイプなので、ときどき自分のための時間や楽しみを予定に入れておくと、心の余裕が保ちやすいとされます。

乙丑の男性

乙丑の男性は、物静かで誠実、約束を守る堅実な人とされます。勢いで目立つよりも、任された仕事を最後までやり抜くことで信頼を集めるタイプです。

自分の考えをはっきり言わないため、最初は何を考えているかわかりにくいと思われることがあります。けれども内側には譲れない筋があり、大事な場面では驚くほど粘り強いと読まれます。

男女の傾向は通説での目安です。実際の出方は、年柱・月柱・時柱を含めた命式全体で変わります。

乙丑の恋愛・結婚の傾向

恋愛には慎重で、時間をかけて相手を知ってから心を開く傾向があるとされます。一目ぼれで突き進むよりも、友人や同僚として長く接するうちに気持ちが育つ流れが多いと読まれます。

結婚は、安定した暮らしを長く続けることを大事にします。家計の管理や日々の家事も丁寧で、生活の土台を整えるのが上手です。ただ不満を言わずに抱え込みやすいので、小さな違和感のうちに言葉にしておくと、関係が長続きしやすいとされます。

乙丑の仕事・向いている役割

仕事では、時間をかけて技術や知識を身につけ、確かな品質を出す役割で力を発揮しやすいとされます。経理や事務のように正確さが求められる場、職人的に腕を磨く場、長期の計画を少しずつ進める場が合うと読まれます。

反対に、短期間で結果を求められ続ける環境や、方針が頻繁に変わる現場では、持ち味の粘り強さが生かされにくいとされます。評価に時間がかかっても、続けたことがきちんと認められる職場の方が力を出しやすい日柱です。

向きやすいとされる仕事・役割の例

  • 経理・会計
  • 事務・管理
  • 研究・技術職
  • 農業・園芸
  • 職人・ものづくり
  • 医療・介護の現場

同じ乙(きのと)の日柱との違い

同じ乙の日柱でも、乙巳や乙酉は感性や美意識が表に出やすいタイプとされます。それに比べて乙丑は、華やかさよりも粘り強さが前に出て、裏方として地道に支える姿が目立ちます。

同じく地支が土の乙未も面倒見のよさを持ちますが、乙未が夏の乾いた土で温和さと世話好きが目立つのに対し、乙丑は冬の冷たい土で、静かな我慢強さと堅実さが際立つという違いがあるとされます。

日柱特徴(通説)十二運空亡
乙丑
きのとうし
冬の土に根を張る草花。我慢強く、地道な積み重ねで結果を出す(このページ) 衰 戌・亥
乙卯
きのとう
木の気が重なり、乙らしさが素直に出る。柔軟でいて自分のペースを守る 臨官 子・丑
乙巳
きのとみ
日差しの中で咲く花。華やかで表現力があり、センスを外に発揮する 沐浴 寅・卯
乙未
きのとひつじ
乾いた土に根づく草。面倒見がよく温和で、内に粘り強さを秘める 養 辰・巳
乙酉
きのととり
金の気と向き合う花。繊細で美意識が高く、緊張感の中で磨かれる 絶 午・未
乙亥
きのとい
水に養われる草花。穏やかで受容力があり、やさしさと直感を持つ 死 申・酉

乙丑の十二運「衰」と空亡「戌・亥」

十二運は、日干乙が地支丑の上でどんな勢いにあるかを12段階で表したものです。乙丑の十二運は衰です。盛りを過ぎて落ち着く段階です。経験に裏打ちされた穏やかさや、慎重な判断にたとえられます。

乙丑では、日干の乙が衰の段階にあたります。若さの勢いより、経験を重ねた落ち着きや慎重さとして読まれることが多く、急がず確かめながら進む乙丑の姿と重なるとされます。

空亡は、日柱が属する旬(10干支のまとまり)に入らない2つの地支です。乙丑は甲子旬の干支なので、空亡は戌・亥になります。巡ってくる年と月、過ごし方は戌亥天中殺のページで確認できます。

同じ戌・亥が空亡の日柱

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よくある質問

乙丑(きのとうし)はどんな性格ですか?
通説では、乙のしなやかさに丑の忍耐強さが加わった日柱とされます。控えめで地道ですが、内側には折れない芯があり、時間をかけて結果を積み上げるタイプです。一方で、つらさをため込みやすく、慎重すぎて好機を逃しやすい面があるとされます。
乙丑の人に向いている仕事は何ですか?
正確さや継続が求められる仕事が向きやすいとされます。経理や事務、研究や技術職、職人的なものづくり、医療や介護の現場などが例です。短期の成果より、積み重ねが評価される環境ほど力を出しやすいと読まれます。
乙丑の空亡(天中殺)は何ですか?
乙丑の空亡は戌・亥です。乙丑は甲子旬の干支で、この旬に入らない戌と亥が空亡になります。算命学では戌亥天中殺と呼ばれます。
乙丑の十二運と蔵干は何ですか?
日干乙から見た地支丑の十二運は衰です。丑の蔵干は己・辛・癸で、日干乙から見た十神は己(偏財)・辛(偏官)・癸(偏印)になります。
自分の日柱はどうやって調べますか?
生年月日がわかれば、夜弦の四柱推命の命式計算ページで日柱を無料で確認できます。日柱は生まれた日だけで決まるため、時刻がわからなくても出せます。23時台生まれの場合は、計算の流派によって日柱が1日ずれることがあります。

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