NICCHU / 六十干支 12番目

乙亥(きのとい)の性格

冬の水辺で静かに根を養う草のような、受容力のある直感派。日干は陰の木の乙(きのと)、地支は水の亥(い)で、地支の水が天干の木を生む関係(支生干)にあたります。十二運は死、空亡は申・酉です。

日干 乙・陰の木十二運 死空亡 申・酉
この記事の結論

乙亥(きのとい)の性格は、乙のやさしさに、亥の深い水の気が注がれたものとされます。穏やかで人を受け入れる力があり、言葉にならない気配を感じ取る直感にすぐれた人と読まれます。日干は陰の木の乙(きのと)、地支は水の亥(い)で、地支の水が天干の木を生む関係(支生干)にあたります。十二運は死、空亡は申・酉です。

読み 乙亥(きのとい)
六十干支の番号 12番目
日干 乙(きのと)・陰の木
地支 亥(い)・五行は水
天干と地支の関係 地支の水が天干の木を生む関係(支生干)
蔵干と十神 壬(印綬)・甲(劫財)
十二運 死
空亡(天中殺) 申・酉(申酉天中殺)
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乙亥(きのとい)の性格

乙は陰の木、亥は立冬から大雪の前までの、冬の入り口を受け持つ支とされます。五行は水で、中には木の気も含まれています。景色にたとえると、冷たく澄んだ池のほとりで、水を吸い上げながら静かに冬を越す水草の眺めです。

水は木を育てるので、乙亥は足元からたえず養分を受け取っている日柱です。地上の動きは静かでも、根はたっぷりと水を含み、春に向けて力を蓄えている。乙亥はそうした「水に守られた草」として語られます。

乙(陰の木)と亥(水)の組み合わせ

乙亥は、地支の水が天干の木を生む関係(支生干)です。足元(地支)から自分(天干)へ力が送られてくる形です。支えや蓄えを得て落ち着きやすい一方、受け身になりやすいとも読まれます。

乙の協調性と感受性が、亥の水によってやわらかく包まれるとされます。人の気持ちや場の空気に敏感で、相手が何を求めているかを言葉より先に察することができます。乙の日柱の中では、最も穏やかで受け身のやさしさを持つタイプと読まれることが多い日柱です。

考え方は柔軟で、相手の意見をいったん受け止めてから、自分の考えを静かに伝えます。争いを好まず、対立している人がいれば、それぞれの言い分を聞いて和らげる役に回りやすいとされます。

内面には豊かな想像の世界があり、ひとりで考えごとをする時間を大切にします。興味を持った分野には深く入り込み、ほかの人が気づかないところまで掘り下げていく集中力もあると読まれます。直感が当たりやすく、「なんとなく」の判断が後から正しかったとわかることも多いとされます。

日干乙そのものの性質は乙(きのと)の解説にまとめています。

乙亥の強みとつまずきやすい点

強み

  1. 人を受け入れる包容力相手を否定せずに話を聞き、安心して本音を話せる雰囲気をつくれるとされます。
  2. 気配を感じ取る直感言葉にされない気持ちや、場の流れの変化を早くつかめると読まれます。
  3. 深く掘り下げる探究心興味のあることにじっくり向き合い、独自の視点を育てていけるのが持ち味です。

つまずきやすい点

守られる環境にいると居心地がよいぶん、自分から動き出すのが遅れやすいとされます。誰かが決めてくれるのを待っているうちに、機会を逃してしまうこともあります。

また、人の感情を受け取りやすいため、周りの不安や不満まで背負ってしまうことがあると読まれます。ひとりで静かに過ごす時間を定期的に持ち、心の水を澄ませておくことが大切とされます。

乙亥の女性・男性の特徴

乙亥の女性

乙亥の女性は、やわらかく包容力があり、そばにいると安心できる人とされます。相談を持ちかけられることが多く、聞き役として周りから信頼されやすいと読まれます。

感受性が豊かで、音楽や物語、自然の景色に深く心を動かされるタイプです。人の気持ちに寄り添いすぎて疲れることもあるので、自分の気持ちを大切にする時間を意識してとるとよいとされます。

乙亥の男性

乙亥の男性は、穏やかでやさしく、人を威圧しない雰囲気を持つ人とされます。競争で勝ち上がるより、知識や感性を生かして独自の道を進むほうが合うと読まれます。

一見のんびりしていても、好きな分野への探究心は深く、専門家として一目置かれる存在になることもあります。周りの期待に流されず、自分のペースを守ることが力を伸ばす鍵とされます。

男女の傾向は通説での目安です。実際の出方は、年柱・月柱・時柱を含めた命式全体で変わります。

乙亥の恋愛・結婚の傾向

恋愛では、相手を受け入れ、やさしく寄り添うタイプとされます。自分から強く押すことは少なく、相手のリードに自然についていく形が多いと読まれます。一緒にいて落ち着けるかどうかを、何より大事にします。

結婚では、穏やかで争いの少ない家庭を望みます。家族の気持ちの変化によく気づき、さりげなくケアできる人です。ただ、自分の希望を言わずに相手に合わせすぎると不満がたまるので、ときには自分の望みを口にすることも大切とされます。

乙亥の仕事・向いている役割

仕事では、人の心に寄り添う分野や、感性と探究心を生かせる分野で力を発揮しやすいとされます。カウンセリングや福祉、研究、音楽や文章などの創作、占いや心理にかかわる仕事などが合うと読まれます。

反対に、強い競争の中で数字を追い続ける環境や、人と激しくぶつかり合う現場は消耗しやすいとされます。穏やかな人間関係の中で、自分のペースで深く取り組める持ち場を選ぶと、乙亥の良さが長く保たれるとされます。

向きやすいとされる仕事・役割の例

  • カウンセラー
  • 福祉・介護
  • 研究職
  • 音楽・文筆
  • 図書館・資料の仕事
  • 看護

同じ乙(きのと)の日柱との違い

同じ乙の日柱でも、乙酉は足元の金と向き合う緊張感の中で磨かれるタイプとされます。乙亥はその反対に、足元の水に養われ、守られる安心感の中で穏やかに伸びていきます。

自立心がはっきりした乙卯と比べると、乙亥は受け身でやさしく、周りとの調和を重んじます。そのかわり、人の気持ちを察する直感と、物事を深く掘り下げる力では、乙の日柱の中でも際立つと読まれます。

日柱特徴(通説)十二運空亡
乙丑
きのとうし
冬の土に根を張る草花。我慢強く、地道な積み重ねで結果を出す 衰 戌・亥
乙卯
きのとう
木の気が重なり、乙らしさが素直に出る。柔軟でいて自分のペースを守る 臨官 子・丑
乙巳
きのとみ
日差しの中で咲く花。華やかで表現力があり、センスを外に発揮する 沐浴 寅・卯
乙未
きのとひつじ
乾いた土に根づく草。面倒見がよく温和で、内に粘り強さを秘める 養 辰・巳
乙酉
きのととり
金の気と向き合う花。繊細で美意識が高く、緊張感の中で磨かれる 絶 午・未
乙亥
きのとい
水に養われる草花。穏やかで受容力があり、やさしさと直感を持つ(このページ) 死 申・酉

乙亥の十二運「死」と空亡「申・酉」

十二運は、日干乙が地支亥の上でどんな勢いにあるかを12段階で表したものです。乙亥の十二運は死です。動きが止まって静かになる段階です。一つのことを深く考え、こだわり抜く集中力にたとえられます。

亥の上に立つ乙の勢いは、十二運では死にあたります。動きが止まり静かになる状態にたとえられ、ひとつのことを深く考える集中力として読まれることが多い段階です。ひとりの時間に想像を深め、独自の視点を育てる乙亥の姿と重なるとされます。

空亡は、日柱が属する旬(10干支のまとまり)に入らない2つの地支です。乙亥は甲戌旬の干支なので、空亡は申・酉になります。巡ってくる年と月、過ごし方は申酉天中殺のページで確認できます。

同じ申・酉が空亡の日柱

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よくある質問

乙亥(きのとい)はどんな性格ですか?
通説では、乙のやさしさに亥の水の気が注がれた日柱とされます。穏やかで包容力があり、言葉にならない気配を感じ取る直感にすぐれたタイプです。一方で、受け身になりやすく、人の感情を背負いこんで疲れやすい面があるとされます。
乙亥の人はどんな恋愛をしますか?
相手を受け入れ、やさしく寄り添う恋愛が多いとされます。自分から強く押すより、相手のリードについていく形になりやすいタイプです。一緒にいて落ち着ける相手と長続きしやすいと読まれます。
乙亥の空亡(天中殺)は何ですか?
乙亥の空亡は申・酉です。乙亥は甲戌旬の干支で、この旬に入らない申と酉が空亡になります。算命学では申酉天中殺と呼ばれます。
乙亥の十二運と蔵干は何ですか?
日干乙から見た地支亥の十二運は死です。亥の蔵干は壬・甲で、日干乙から見た十神は壬(印綬)・甲(劫財)になります。
自分の日柱はどうやって調べますか?
生年月日がわかれば、夜弦の四柱推命の命式計算ページで日柱を無料で確認できます。日柱は生まれた日だけで決まるため、時刻がわからなくても出せます。23時台生まれの場合は、計算の流派によって日柱が1日ずれることがあります。

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