NICCHU / 六十干支 42番目

乙巳(きのとみ)の性格

初夏の日差しを浴びて咲きほこる花のような、華やかな表現者。日干は陰の木の乙(きのと)、地支は火の巳(み)で、天干の木が地支の火を生む関係(干生支)にあたります。十二運は沐浴、空亡は寅・卯です。

日干 乙・陰の木十二運 沐浴空亡 寅・卯
この記事の結論

乙巳(きのとみ)の性格は、乙の繊細な感性に、巳の明るい火の気が加わったものとされます。センスと表現力にすぐれ、自分の感じたことを形にして人に見せることで輝く、華やかなタイプと読まれます。日干は陰の木の乙(きのと)、地支は火の巳(み)で、天干の木が地支の火を生む関係(干生支)にあたります。十二運は沐浴、空亡は寅・卯です。

読み 乙巳(きのとみ)
六十干支の番号 42番目
日干 乙(きのと)・陰の木
地支 巳(み)・五行は火
天干と地支の関係 天干の木が地支の火を生む関係(干生支)
蔵干と十神 丙(傷官)・庚(正官)・戊(正財)
十二運 沐浴
空亡(天中殺) 寅・卯(寅卯天中殺)
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乙巳(きのとみ)の性格

乙は陰の木で、巳は立夏から芒種の前までの、日差しが一気に強くなる初夏を受け持つ支とされます。五行は火です。景色にたとえると、陽の光をいっぱいに浴びて、花びらを大きく開いた花畑の眺めが浮かびます。

木は燃えて火を生むので、乙巳は自分の中にあるものを外へ表していく形の日柱です。内に秘めておくより、見せて、伝えて、受け取ってもらうことで力が増していく。つぼみのままではいられず、季節が来れば咲かずにはいられない花として語られます。

乙(陰の木)と巳(火)の組み合わせ

乙巳は、天干の木が地支の火を生む関係(干生支)です。自分(天干)の力が足元(地支)へ流れていく形です。持っている力を外に出して形にする方向へ向かいやすく、そのぶん消耗にも気を配りたい組み合わせとされます。

乙の持ち味である観察眼と美意識が、巳の火によって外向きに表れるとされます。服装や話し方、文章や作品に、その人らしいセンスがにじみ出ます。乙の日柱の中では、最も華やかで人目を引きやすいタイプと読まれることが多い日柱です。

気持ちの切り替えが早く、新しいものへの好奇心も旺盛です。流行や人の気分の変化にも敏感で、いま何が求められているかをつかむのが上手だとされます。その一方で、気分の波が表に出やすく、熱中していたことに急に興味を失うこともあると読まれます。

人と関わるときは、相手を楽しませようとするサービス精神があります。話題が豊富で、場を盛り上げる役を自然に引き受けます。ただ、明るさの裏で人の評価を気にしやすく、ひとりになると反省会を開いてしまうような繊細さも抱えているとされます。

日干乙そのものの性質は乙(きのと)の解説にまとめています。

乙巳の強みとつまずきやすい点

強み

  1. 人を惹きつける表現力言葉や見た目、作品を通して、自分の感性を魅力的に伝えられるとされます。
  2. 時代の空気を読むセンス流行や人の気分の変化をいち早く感じ取り、形にするのが得意と読まれます。
  3. 身軽な行動力気になったことにすぐ動き、新しい環境にもなじみやすいのが持ち味です。

つまずきやすい点

感情の起伏が大きく、気分によって言動が変わりやすいとされます。盛り上がっているときは周りを明るくしますが、落ち込むと一気に元気をなくし、周りを戸惑わせることがあります。

また、表現することで力を使う日柱なので、人前に出続けると疲れがたまりやすいと読まれます。出かける予定と、ひとりで充電する予定を交互に入れるくらいが、ちょうどよいとされます。

乙巳の女性・男性の特徴

乙巳の女性

乙巳の女性は、華やかで女性らしい魅力にあふれた人とされます。おしゃれや美容への関心が高く、自分を素敵に見せる工夫を楽しめるタイプです。人の集まる場でも自然と目を引き、会話の中心になりやすいと読まれます。

見た目の明るさとは裏腹に、心の中は繊細で、人の言葉を長く覚えています。褒められると大きく伸び、否定されると深く傷つくので、自分を認めてくれる人のそばにいることが、持ち味を保つ鍵とされます。

乙巳の男性

乙巳の男性は、話がうまく、人の心をつかむのが上手な人とされます。営業や企画のように、言葉や見せ方で人を動かす場面で光るタイプです。

一方で、飽きっぽさが出ると仕事や趣味を次々と変えることがあります。表現の場がひとつ定まると、そこで長く力を発揮できるので、若いうちに色々試すことは悪くないと読まれます。

男女の傾向は通説での目安です。実際の出方は、年柱・月柱・時柱を含めた命式全体で変わります。

乙巳の恋愛・結婚の傾向

恋愛では、ときめきを大事にする情熱的なタイプとされます。好きになると気持ちが表に出やすく、相手を喜ばせるための演出も惜しみません。異性からの注目を集めやすい日柱とも読まれます。

結婚生活では、マンネリが苦手です。日々の中に小さな変化や楽しみを取り入れられる相手とだと、長く仲良くいられるとされます。気分が沈んだときに話を聞いてもらえるかどうかも、相手選びの大切なポイントです。

乙巳の仕事・向いている役割

仕事では、センスや表現力をそのまま生かせる分野で力を発揮しやすいとされます。ファッションや美容、広告や広報、人前で話す仕事など、見せ方や伝え方が成果に直結する場が合うと読まれます。

反対に、変化のない作業を淡々とこなすだけの持ち場では、意欲が続きにくいとされます。新しい企画に関われる、自分のアイデアが反映されるといった手応えがある職場ほど、やる気が長続きする日柱です。

向きやすいとされる仕事・役割の例

  • ファッション・美容
  • 広告・広報
  • 販売・接客
  • イベント企画
  • アナウンサー・司会
  • SNS運用・発信

同じ乙(きのと)の日柱との違い

同じ乙の日柱でも、乙丑や乙亥は内に力をためる控えめなタイプとされます。乙巳は反対に、ためた力を外へ放つ側で、華やかさと表現力が際立ちます。

感性の鋭さでは乙酉も近いものがありますが、乙酉が緊張感の中で美意識を研ぎ澄ませていくのに対し、乙巳は明るい日差しの中で、のびのびと自分を表していくという違いがあるとされます。

日柱特徴(通説)十二運空亡
乙丑
きのとうし
冬の土に根を張る草花。我慢強く、地道な積み重ねで結果を出す 衰 戌・亥
乙卯
きのとう
木の気が重なり、乙らしさが素直に出る。柔軟でいて自分のペースを守る 臨官 子・丑
乙巳
きのとみ
日差しの中で咲く花。華やかで表現力があり、センスを外に発揮する(このページ) 沐浴 寅・卯
乙未
きのとひつじ
乾いた土に根づく草。面倒見がよく温和で、内に粘り強さを秘める 養 辰・巳
乙酉
きのととり
金の気と向き合う花。繊細で美意識が高く、緊張感の中で磨かれる 絶 午・未
乙亥
きのとい
水に養われる草花。穏やかで受容力があり、やさしさと直感を持つ 死 申・酉

乙巳の十二運「沐浴」と空亡「寅・卯」

十二運は、日干乙が地支巳の上でどんな勢いにあるかを12段階で表したものです。乙巳の十二運は沐浴です。産湯につかる段階で、感受性が豊かで変化を好む時期にたとえられます。気持ちが揺れやすい面もあるとされます。

日干の乙から見ると、巳は沐浴にあたります。感受性が豊かで、変化や新しさを好む状態にたとえられることが多く、気分の切り替えの早さや、流行に敏感な乙巳の姿と重ねて読まれます。

空亡は、日柱が属する旬(10干支のまとまり)に入らない2つの地支です。乙巳は甲辰旬の干支なので、空亡は寅・卯になります。巡ってくる年と月、過ごし方は寅卯天中殺のページで確認できます。

同じ寅・卯が空亡の日柱

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よくある質問

乙巳(きのとみ)はどんな性格ですか?
通説では、乙の繊細な感性に巳の火の明るさが加わった日柱とされます。センスと表現力にすぐれ、華やかで人を惹きつけるタイプです。一方で、気分の波が出やすく、人の評価を気にして疲れやすい面もあるとされます。
2025年の乙巳の年と、日柱の乙巳は同じですか?
同じ干支ですが、意味は別です。2025年の乙巳は年柱の干支で、日柱の乙巳は生まれた日の干支です。この記事で解説しているのは、生まれた日が乙巳の人の性格です。自分の日柱は生年月日から計算できます。
乙巳の空亡(天中殺)は何ですか?
乙巳の空亡は寅・卯です。乙巳は甲辰旬の干支で、この旬に入らない寅と卯が空亡になります。算命学では寅卯天中殺と呼ばれます。
乙巳の十二運と蔵干は何ですか?
日干乙から見た地支巳の十二運は沐浴です。巳の蔵干は丙・庚・戊で、日干乙から見た十神は丙(傷官)・庚(正官)・戊(正財)になります。
自分の日柱はどうやって調べますか?
生年月日がわかれば、夜弦の四柱推命の命式計算ページで日柱を無料で確認できます。日柱は生まれた日だけで決まるため、時刻がわからなくても出せます。23時台生まれの場合は、計算の流派によって日柱が1日ずれることがあります。

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