NICCHU / 六十干支 50番目

癸丑(みずのとうし)の性格

凍てついた田畑にしみ込む冬の雨のような、黙って耐える努力家。日干は陰の水の癸(みずのと)、地支は土の丑(うし)で、地支の土が天干の水を剋す関係(支剋干)にあたります。十二運は冠帯、空亡は寅・卯です。

日干 癸・陰の水十二運 冠帯空亡 寅・卯
この記事の結論

癸丑(みずのとうし)の性格は、癸の繊細な感受性に、丑の我慢強さと慎重さが重なったものとされます。表に出す感情は控えめでも、内側には強い意志があり、時間をかけて物事をやり遂げる努力家と読まれます。日干は陰の水の癸(みずのと)、地支は土の丑(うし)で、地支の土が天干の水を剋す関係(支剋干)にあたります。十二運は冠帯、空亡は寅・卯です。

読み 癸丑(みずのとうし)
六十干支の番号 50番目
日干 癸(みずのと)・陰の水
地支 丑(うし)・五行は土
天干と地支の関係 地支の土が天干の水を剋す関係(支剋干)
蔵干と十神 己(偏官)・辛(偏印)・癸(比肩)
十二運 冠帯
空亡(天中殺) 寅・卯(寅卯天中殺)
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癸丑(みずのとうし)の性格

癸は陰の水で、雨や露、霧のように静かに降りてしみ込む水にたとえられます。丑は真冬の終わり、まだ雪の残る田畑の土を表す支とされ、五行は土です。癸丑は、凍った大地にゆっくりしみていく冷たい雨の景色として語られます。

表面は固く冷えていても、その下では春に向けて水がたまり、種が眠っている。癸丑には、すぐには芽を出さないけれど、出すべき時には確かに芽吹く力があるとされます。派手さはなく、寒さの中でじっと備えている人の姿です。

癸(陰の水)と丑(土)の組み合わせ

癸丑は、地支の土が天干の水を剋す関係(支剋干)です。足元(地支)から自分(天干)に圧がかかる形です。緊張感の中で鍛えられやすく、責任や課題を背負いながら力をつけていく組み合わせとされます。

癸の持ち味は、言葉にならない気配を感じ取る力と、相手に合わせて形を変えるしなやかさです。丑は歩みが遅くても止まらない牛のように、地道さと辛抱強さを表すとされます。この2つが合わさると、感じやすい心を、我慢と努力で包んで守るような性格になると読まれます。

人前では控えめで、自分から目立とうとはしません。けれど一度引き受けたことは最後まで投げ出さず、周りが諦めかけた頃に結果を出していることがあります。6つの癸の日柱の中では、もっとも忍耐の強さが表に出る日柱とされます。

一方で、気持ちを内にため込みやすく、つらさを顔に出さないまま抱え続ける面もあります。慎重さゆえに決断に時間がかかり、周りからは「何を考えているかわからない」と見られることもありますが、本人の中では何度も考え抜いた末の答えを用意しているとされます。

日干癸そのものの性質は癸(みずのと)の解説にまとめています。

癸丑の強みとつまずきやすい点

強み

  1. 投げ出さない粘り強さ時間がかかる課題でも、こつこつ積み重ねて形にする力があるとされます。
  2. 慎重で堅実な判断勢いで決めず、リスクを見てから動くので、大きな失敗をしにくいと読まれます。
  3. 内に秘めた信念控えめに見えて、譲れない価値観をしっかり持ち、周りに流されにくい芯の強さがあります。

つまずきやすい点

我慢強さが裏目に出ると、限界まで一人で抱えてしまうことがあるとされます。弱音を吐くのが苦手なため、周りが気づいたときにはかなり疲れていることもあります。

また、慎重すぎて好機を見送ることもあります。考える時間を決めておき、「ここまで調べたら動く」と区切りを作ると、持ち味の堅実さが生きると読まれます。

癸丑の女性・男性の特徴

癸丑の女性

癸丑の女性は、物静かでつつましい印象の中に、しっかりした芯を持つ人とされます。家庭でも仕事でも、地味な役回りを黙って引き受け、長く続けることで信頼を集めていきます。

自分の苦労をあまり語らないため、周りからは「強い人」と思われがちです。本当は繊細で傷つきやすい面もあるので、本音を話せる相手を身近に持つと心が軽くなるとされます。

癸丑の男性

癸丑の男性は、口数が少なく真面目で、誠実に努力を重ねるタイプとされます。派手な自己アピールはしませんが、任された仕事は着実にこなすので、年数を重ねるほど評価が上がっていくと読まれます。

感情表現は不器用な方で、優しさを行動で示すことが多いとされます。家族や身近な人を守ろうとする気持ちは強く、責任を背負い込みすぎないことが課題になりやすい日柱です。

男女の傾向は通説での目安です。実際の出方は、年柱・月柱・時柱を含めた命式全体で変わります。

癸丑の恋愛・結婚の傾向

恋愛には慎重で、すぐに気持ちを打ち明けるより、時間をかけて相手を見極めるとされます。一度心を許すと誠実に関係を育て、浮ついた付き合いは好まない傾向があります。

結婚では、安定した生活の土台を大切にし、家計や将来の準備にも手堅い面を見せると読まれます。ただ、不満を言わずにため込むと、ある日突然心が離れてしまうこともあるので、小さなうちに言葉にする習慣が関係を長持ちさせるとされます。

癸丑の仕事・向いている役割

仕事では、長い期間をかけて成果を積み上げる分野や、正確さと根気が求められる持ち場で力を発揮しやすいとされます。目立つ役より、組織を下から支える役割で信頼を得るタイプです。

反対に、短期で結果を求められ続ける環境や、方針が頻繁に変わる職場では、持ち味の粘り強さが生きにくいと読まれます。専門性を一つ決めて深めていくと、遅咲きながら確かな地位を築きやすい日柱です。

向きやすいとされる仕事・役割の例

  • 研究・開発
  • 経理・財務
  • 公務員
  • 医療事務・薬剤
  • 職人・技術職
  • 農業・食品

同じ癸(みずのと)の日柱との違い

同じ癸の日柱でも、癸卯は春の雨のように柔らかく人に好かれるタイプ、癸巳は初夏の雨のように好奇心と熱を持つタイプとされます。それに比べると癸丑は、冬の土の重さを受けて、もっとも辛抱強く、内に力をためる日柱です。

地支に土を持つ点では癸未と似ていますが、癸未が乾いた土を潤して面倒を見る温かさを持つのに対し、癸丑は冷えた土の中で黙々と備える厳しさが強いと読まれます。

日柱特徴(通説)十二運空亡
癸丑
みずのとうし
口数は少ないが粘り強い。時間をかけて力をため、最後にやり遂げる(このページ) 冠帯 寅・卯
癸卯
みずのとう
温和で感受性が豊か。やわらかな物腰で、自然と人に好かれる 長生 辰・巳
癸巳
みずのとみ
直感が鋭く好奇心旺盛。静かな見た目の内に、熱い探究心を秘める 胎 午・未
癸未
みずのとひつじ
穏やかで世話好き。控えめながら責任感が強く、頼られると力を出す 墓 申・酉
癸酉
みずのととり
知的で品がある。美意識が高く、一つの分野をとことん磨く職人肌 病 戌・亥
癸亥
みずのとい
六十干支の最後。純粋で包容力が大きく、直感と想像力が深い 帝旺 子・丑

癸丑の十二運「冠帯」と空亡「寅・卯」

十二運は、日干癸が地支丑の上でどんな勢いにあるかを12段階で表したものです。癸丑の十二運は冠帯です。成人して冠をつける段階です。自分を表に出す力や、見られることへの意識が育つとされます。

癸丑では、日干の癸が冠帯の段階にあたります。成人して身なりを整えるこの段階は、人からどう見られるかを意識し、自分を律する力につながるとされます。控えめながら礼儀や筋を大切にし、きちんとした人と見られやすいのは、この読み方と重なります。

空亡は、日柱が属する旬(10干支のまとまり)に入らない2つの地支です。癸丑は甲辰旬の干支なので、空亡は寅・卯になります。巡ってくる年と月、過ごし方は寅卯天中殺のページで確認できます。

同じ寅・卯が空亡の日柱

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よくある質問

癸丑(みずのとうし)とはどんな日柱ですか?
癸丑は、六十干支の50番目にあたる日柱で、日干が陰の水の癸、地支が土の丑の組み合わせです。通説では、冬の田畑にしみる冷たい雨にたとえられ、控えめで我慢強く、時間をかけて物事をやり遂げる努力家とされます。
癸丑の人はどんな性格ですか?
通説では、感受性が豊かな一方で、それを表に出さず、忍耐と努力で包むタイプとされます。慎重で堅実ですが、つらさを一人で抱えやすく、決断に時間がかかる面もあると読まれます。
癸丑の人に向いている仕事は何ですか?
根気と正確さが求められ、長く続けるほど成果が積み上がる仕事が向きやすいとされます。研究・開発、経理・財務、公務員、技術職などが例です。
癸丑の空亡(天中殺)は何ですか?
癸丑の空亡は寅・卯です。癸丑は甲辰旬の干支で、この旬に入らない寅と卯が空亡になります。算命学では寅卯天中殺と呼ばれます。
癸丑の十二運と蔵干は何ですか?
日干癸から見た地支丑の十二運は冠帯です。丑の蔵干は己・辛・癸で、日干癸から見た十神は己(偏官)・辛(偏印)・癸(比肩)になります。
自分の日柱はどうやって調べますか?
生年月日がわかれば、夜弦の四柱推命の命式計算ページで日柱を無料で確認できます。日柱は生まれた日だけで決まるため、時刻がわからなくても出せます。23時台生まれの場合は、計算の流派によって日柱が1日ずれることがあります。

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