癸卯(みずのとう)の性格は、癸の細やかな感受性に、卯の穏やかさと人なつこさが加わったものとされます。人当たりがやわらかく、周りを和ませる雰囲気を持ち、知らないうちに人に好かれていく人と読まれます。日干は陰の水の癸(みずのと)、地支は木の卯(う)で、天干の水が地支の木を生む関係(干生支)にあたります。十二運は長生、空亡は辰・巳です。
| 読み | 癸卯(みずのとう) |
|---|---|
| 六十干支の番号 | 40番目 |
| 日干 | 癸(みずのと)・陰の水 |
| 地支 | 卯(う)・五行は木 |
| 天干と地支の関係 | 天干の水が地支の木を生む関係(干生支) |
| 蔵干と十神 | 乙(食神) |
| 十二運 | 長生 |
| 空亡(天中殺) | 辰・巳(辰巳天中殺) |
癸卯(みずのとう)の性格
癸の雨が卯の上に降ると、春の盛りの景色が浮かびます。卯は啓蟄から清明のころ、草花がいっせいに伸びていく時期を表す支で、五行は木です。癸卯は、やわらかな若草をしっとりと濡らす春雨にたとえられます。
春雨は強く打ちつけず、気づけば地面も葉も潤っています。癸卯の人にも、押しつけがましさのない優しさで周りを育てていく力があるとされます。雨のあとに草が伸びるように、この人のそばにいると相手がのびのびしていく、という読み方です。
癸(陰の水)と卯(木)の組み合わせ
癸卯は、天干の水が地支の木を生む関係(干生支)です。自分(天干)の力が足元(地支)へ流れていく形です。持っている力を外に出して形にする方向へ向かいやすく、そのぶん消耗にも気を配りたい組み合わせとされます。
水が木を育てる関係にあたる癸卯は、自分の持っている潤いを人や物事に注いでいく性質が強いとされます。相手の良いところを見つけるのが上手で、ほめたり励ましたりするのが自然にできる人です。
感性が豊かで、季節の移り変わりや人の表情の小さな変化によく気づきます。美しいもの、やさしいものに心を動かされやすく、芸術や言葉、手仕事などに才能を見せることもあるとされます。争いを好まず、場の空気をやわらげる役回りに落ち着きやすい日柱です。
ただし、人の期待に応えようとするあまり、自分の気持ちを後回しにしがちです。頼まれると断れず、八方美人と誤解されることもあります。外からは軽やかに見えても、内側では人に気をつかって疲れていることが少なくないと読まれます。
日干癸そのものの性質は癸(みずのと)の解説にまとめています。
癸卯の強みとつまずきやすい点
強み
- 人を育てる優しさ相手の良さを引き出し、のびのびと力を発揮させる関わり方ができるとされます。
- 豊かな感性美しさや心の機微に敏感で、表現や創作の分野で持ち味が出やすいと読まれます。
- 場を和ませる柔らかさ角の立たない話し方で、対立をやわらげ、人間関係の潤滑油になれます。
つまずきやすい点
人に合わせすぎて、自分が本当にしたいことがわからなくなることがあるとされます。「いい人」でいようとするほど、断れない予定が増えていきがちです。
持っている潤いを人に注ぎ続けると、自分の分が足りなくなります。一人で好きなことに没頭する時間を確保すると、優しさを長く保ちやすいと読まれます。
癸卯の女性・男性の特徴
癸卯の女性
癸卯の女性は、ふんわりとした雰囲気と気配りで、周りに安心感を与える人とされます。聞き上手で、年上からも年下からも親しまれやすく、自然と相談役になっていることが多いタイプです。
かわいらしさや若々しさを長く保つとも言われます。その反面、嫌われることを恐れて本音を飲み込みやすいので、「いや」と言える関係を少しずつ増やしていくのが課題とされます。
癸卯の男性
癸卯の男性は、穏やかで物腰がやわらかく、人の気持ちに寄り添える優しさを持つとされます。威圧感がないため、職場でも家庭でも話しかけやすい存在です。
競争で勝ち抜くより、協力して育てる方が性に合うと読まれます。決断を迫られる場面では迷いやすいので、信頼できる相棒と組むと力を出しやすい日柱です。
男女の傾向は通説での目安です。実際の出方は、年柱・月柱・時柱を含めた命式全体で変わります。
癸卯の恋愛・結婚の傾向
恋愛では、相手をよく見て尽くすタイプとされます。記念日や相手の好みを大切にし、穏やかで温かな関係を築くのが得意です。好意を寄せられることも多いと読まれます。
結婚後は、家族一人ひとりを気づかう、やさしい家庭の中心になりやすいとされます。ただ、相手に合わせすぎて自分の希望を言わないままだと、すれ違いが生まれます。自分の楽しみも大切にしてくれる相手と組むと安定しやすい日柱です。
癸卯の仕事・向いている役割
仕事では、人を育てる、支える、整える役割で力を出しやすいとされます。教育や保育、ケアの分野、あるいはデザインや言葉を扱う表現の分野でも、感性とやさしさが武器になります。
逆に、数字のノルマで人を追い立てるような環境や、ぶつかり合いが日常の職場では消耗しやすいと読まれます。自分の働きが誰かの成長につながっていると感じられる場所で、長く力を発揮できるタイプです。
向きやすいとされる仕事・役割の例
- 保育・教育
- 看護・介護
- カウンセラー
- デザイナー
- 編集・ライター
- 花や植物を扱う仕事
同じ癸(みずのと)の日柱との違い
同じ癸の日柱の中で、癸卯は六十干支の上でも春の雨らしい軽やかさが際立つ日柱とされます。冬の土に耐える癸丑や、秋の澄んだ水のように一つの道を深める癸酉に比べると、人との関わりの中で力を出すタイプです。
人に好かれる点では癸未とも似ていますが、癸未が責任感をもって面倒を見る姿なのに対し、癸卯は相手の自由を尊重しながら、そっと育てる関わり方をすると読まれます。
癸卯の十二運「長生」と空亡「辰・巳」
十二運は、日干癸が地支卯の上でどんな勢いにあるかを12段階で表したものです。癸卯の十二運は長生です。生まれたばかりの勢いを表す段階です。素直さや成長力、新しいものを吸収する力にたとえられます。
癸卯では、日干の癸が長生の段階にあたります。生まれたばかりの素直な勢いを表すこの段階は、新しいものを吸収する力や、年齢を重ねても失われにくい若々しさにつながるとされます。人に警戒されにくく、自然と可愛がられやすいのも、この読み方と重なります。
空亡は、日柱が属する旬(10干支のまとまり)に入らない2つの地支です。癸卯は甲午旬の干支なので、空亡は辰・巳になります。巡ってくる年と月、過ごし方は辰巳天中殺のページで確認できます。
同じ辰・巳が空亡の日柱
よくある質問
- 癸卯(みずのとう)はどんな性格ですか?
- 通説では、癸の細やかな感受性に、卯の穏やかさと人なつこさが加わった日柱とされます。人当たりがやわらかく、周りを和ませる優しい人です。一方で、人に合わせすぎて本音を後回しにしやすい面があると読まれます。
- 癸卯の人に向いている仕事は何ですか?
- 人を育てる、支える仕事や、感性を生かす表現の仕事が向きやすいとされます。保育・教育、看護・介護、デザイン、編集・ライターなどが例です。
- 癸卯の空亡(天中殺)は何ですか?
- 癸卯の空亡は辰・巳です。癸卯は甲午旬の干支で、この旬に入らない辰と巳が空亡になります。算命学では辰巳天中殺と呼ばれます。
- 癸卯の十二運と蔵干は何ですか?
- 日干癸から見た地支卯の十二運は長生です。卯の蔵干は乙で、日干癸から見た十神は乙(食神)になります。
- 自分の日柱はどうやって調べますか?
- 生年月日がわかれば、夜弦の四柱推命の命式計算ページで日柱を無料で確認できます。日柱は生まれた日だけで決まるため、時刻がわからなくても出せます。23時台生まれの場合は、計算の流派によって日柱が1日ずれることがあります。