NICCHU / 六十干支 14番目

丁丑(ひのとうし)の性格

凍てた畑を内側から温める、粘り強い灯火の人。日干は陰の火の丁(ひのと)、地支は土の丑(うし)で、天干の火が地支の土を生む関係(干生支)にあたります。十二運は墓、空亡は申・酉です。

日干 丁・陰の火十二運 墓空亡 申・酉
この記事の結論

丁丑(ひのとうし)の性格は、丁の繊細な灯火が、冬の終わりの湿った土である丑に宿ったものとされます。表には出しすぎない熱を長く保ち、こつこつと積み上げて最後に形にする、粘り強い堅実派と読まれます。日干は陰の火の丁(ひのと)、地支は土の丑(うし)で、天干の火が地支の土を生む関係(干生支)にあたります。十二運は墓、空亡は申・酉です。

読み 丁丑(ひのとうし)
六十干支の番号 14番目
日干 丁(ひのと)・陰の火
地支 丑(うし)・五行は土
天干と地支の関係 天干の火が地支の土を生む関係(干生支)
蔵干と十神 己(食神)・辛(偏財)・癸(偏官)
十二運 墓
空亡(天中殺) 申・酉(申酉天中殺)
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丁丑(ひのとうし)の性格

丑は季節でいえば小寒から立春の前まで、一年で最も寒さが厳しい時期を受け持つ支です。五行は土ですが、雪や霜を含んだ重く冷たい土とされ、その中で種がじっと春を待っている景色が重なります。

その凍てた土の上に置かれた小さな灯火が丁丑です。強い風が吹けば揺れるものの、土に囲まれているぶん簡単には消えません。周りを派手に照らすことはなくても、手をかざせば確かに温かい。丁丑はそうした「消えにくい火」として語られる日柱です。

丁(陰の火)と丑(土)の組み合わせ

丁丑は、天干の火が地支の土を生む関係(干生支)です。自分(天干)の力が足元(地支)へ流れていく形です。持っている力を外に出して形にする方向へ向かいやすく、そのぶん消耗にも気を配りたい組み合わせとされます。

丁の持ち味は、一つのものを深く照らす集中力と、相手の気持ちを細かく察する繊細さです。そこに丑の我慢強さと慎重さが重なるため、丁の日柱の中でもとりわけ忍耐力のあるタイプとされます。思い立ってすぐ動くより、時間をかけて準備し、確かめてから一歩を踏み出します。

口数は多くない一方で、内側では考えがよく巡っています。人の話をよく聞き、言われたことを長く覚えているので、信頼した相手からは「黙っていても分かってくれる人」と見られやすいとされます。ただ、自分の本音は後回しにしがちで、不満があってもその場では飲み込んでしまう面があります。

物の扱いでも気持ちの面でも、手に入れたものを大事にため込む性質があると読まれます。知識や技術も一度身につけると手放さず、年数を重ねるほど厚みが出てきます。若いころは地味に見えても、年を重ねて評価が上がる晩成型と言われることが多い日柱です。

日干丁そのものの性質は丁(ひのと)の解説にまとめています。

丁丑の強みとつまずきやすい点

強み

  1. 途中で投げ出さない持久力目立つ成果が出るまで時間がかかる取り組みでも、淡々と続けられるとされます。
  2. 積み上げを形にする堅実さ知識・技術・お金を少しずつためて、後から大きな形にまとめる力があると読まれます。
  3. 相手を深く理解する観察眼言葉の裏にある気持ちに気づき、必要なときに必要な分だけ手を差し伸べられます。

つまずきやすい点

我慢がきくぶん、限界まで抱え込んでから一気に気持ちが冷めてしまうことがあるとされます。周りから見ると突然距離を置かれたように映るので、小さな違和感のうちに言葉にしておく方が関係を保ちやすいと読まれます。

また、慎重さが強く出ると、好機が来ても準備不足を理由に見送りがちです。完璧にそろうのを待たず、七割の段階で動いてみることが、丁丑の持久力を生かす近道とされます。

丁丑の女性・男性の特徴

丁丑の女性

丁丑の女性は、物静かでやさしい印象の奥に、驚くほどの芯の強さを持つ人とされます。家事でも仕事でも決めた手順を崩さず、続けることで周りの信頼を得ていくタイプです。

気配りは細やかですが、自分の疲れには鈍くなりやすいと読まれます。頼まれる前に動いてしまう性分なので、休む日をあらかじめ予定に入れておくくらいがちょうどよいとされます。

丁丑の男性

丁丑の男性は、寡黙で誠実な職人肌と読まれることが多い日柱です。派手な自己主張はしないものの、任された仕事は最後まで仕上げ、約束を守ることで信用を築いていきます。

頑固さもあり、自分が納得していないことには首を縦に振りません。周りに急かされると殻にこもりやすいので、考える時間をもらえる関係や職場で本領を発揮するとされます。

男女の傾向は通説での目安です。実際の出方は、年柱・月柱・時柱を含めた命式全体で変わります。

丁丑の恋愛・結婚の傾向

恋愛はゆっくり温まるタイプとされます。最初は控えめで、相手を見極めるまで本心を見せませんが、一度心を開くと長く一途に想い続けます。派手な言葉より、覚えていてくれた好みや、困ったときにそっと手伝ってくれる行動で愛情を示すと読まれます。

結婚では、暮らしの土台を堅実に固めることを重視します。貯蓄や住まいの計画にもまじめに向き合うので、家庭の安定感は大きいとされます。ただし不満をため込むと会話が減りがちなので、日々の小さな話し合いを習慣にすると関係が長持ちしやすいでしょう。

丁丑の仕事・向いている役割

仕事では、長い時間をかけて専門性を磨く分野や、地道な管理を続ける持ち場で力を出しやすいとされます。経験を重ねるほど判断の精度が上がり、組織の中で「この人に聞けば分かる」という存在になっていきます。

短期で成果を競い合う環境や、毎日違う相手に愛想よく対応し続ける仕事は、消耗しやすいと読まれます。成果が見えるまで待ってもらえる場所、自分のペースで積み上げられる場所を選ぶと、持ち味の粘りがそのまま評価につながります。

向きやすいとされる仕事・役割の例

  • 研究・技術開発
  • 経理・財務
  • 職人・ものづくり
  • 資料の管理・保存
  • 医療や介護の専門職
  • 農業・食品の生産

同じ丁(ひのと)の日柱との違い

同じ丁の日柱の中で、地支が土になるのは丁丑と丁未の2つです。丁未が夏の終わりの乾いた土の上で温かさを外へ配るのに対し、丁丑は冬の湿った土の中で熱を内にため込み、持久戦で勝つタイプとされます。

火が重なって熱が強く出る丁巳と比べると、丁丑は勢いでは負けても息の長さでまさると読まれます。感受性で動く丁卯や、直感の鋭い丁亥とも違い、丁丑は現実的な積み上げを信じる日柱です。

日柱特徴(通説)十二運空亡
丁丑
ひのとうし
静かで我慢強い努力家。時間をかけて物事を形にし、蓄えたものを守り抜く(このページ) 墓 申・酉
丁卯
ひのとう
感受性が豊かでやわらかい。人の気持ちに寄り添い、想像力を形にする 病 戌・亥
丁巳
ひのとみ
火が重なり熱が強い。こだわりと探究心が深く、決めたことに没頭する 帝旺 子・丑
丁未
ひのとひつじ
情に厚く面倒見がよい。人を温めながら、芯には譲らない頑固さを持つ 冠帯 寅・卯
丁酉
ひのととり
美意識が高く几帳面。細部まで丁寧に仕上げ、質の高さで信頼を得る 長生 辰・巳
丁亥
ひのとい
穏やかで思いやりが深い。水面の灯のように、静かな直感で人の奥を照らす 胎 午・未

丁丑の十二運「墓」と空亡「申・酉」

十二運は、日干丁が地支丑の上でどんな勢いにあるかを12段階で表したものです。丁丑の十二運は墓です。お墓に納まる段階で、蓄える・受け継ぐ力にたとえられます。物や知識をため込み、守る力とされます。

丁丑では、日干の丁が墓の段階にあたります。集めたものをしまい込み、守り続ける力にたとえられ、丁丑の「蓄えて後から形にする」性質と重ねて読まれることが多い組み合わせです。

空亡は、日柱が属する旬(10干支のまとまり)に入らない2つの地支です。丁丑は甲戌旬の干支なので、空亡は申・酉になります。巡ってくる年と月、過ごし方は申酉天中殺のページで確認できます。

同じ申・酉が空亡の日柱

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よくある質問

丁丑(ひのとうし)はどんな性格ですか?
通説では、丁の繊細な灯火が冬の土である丑に宿った日柱とされます。物静かで我慢強く、時間をかけて物事を形にする堅実派です。一方で、不満をため込みやすく、慎重さから好機を見送りがちな面があると読まれます。
丁丑の人に向いている仕事は何ですか?
経験を積むほど価値が上がる専門職や、地道な管理を続ける仕事が向きやすいとされます。研究や技術開発、経理・財務、職人仕事、医療や介護の専門職などが例です。
丁丑の空亡(天中殺)は何ですか?
丁丑の空亡は申・酉です。丁丑は甲戌旬の干支で、この旬に入らない申と酉が空亡になります。算命学では申酉天中殺と呼ばれます。
丁丑の十二運と蔵干は何ですか?
日干丁から見た地支丑の十二運は墓です。丑の蔵干は己・辛・癸で、日干丁から見た十神は己(食神)・辛(偏財)・癸(偏官)になります。
自分の日柱はどうやって調べますか?
生年月日がわかれば、夜弦の四柱推命の命式計算ページで日柱を無料で確認できます。日柱は生まれた日だけで決まるため、時刻がわからなくても出せます。23時台生まれの場合は、計算の流派によって日柱が1日ずれることがあります。

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