NICCHU / 六十干支 51番目

甲寅(きのえとら)の性格

春の山で木が木を呼ぶ、独立心の強い一本気な開拓者。日干は陽の木の甲(きのえ)、地支は木の寅(とら)で、天干の木と地支の木が同じ五行(比和)にあたります。十二運は臨官、空亡は子・丑です。

日干 甲・陽の木十二運 臨官空亡 子・丑
この記事の結論

甲寅(きのえとら)の性格は、甲の一本気な強さが、同じ木の支である寅によってさらに強まったものとされます。独立心と行動力にあふれ、自分の決めた道を自分の足で進む開拓者タイプと読まれます。日干は陽の木の甲(きのえ)、地支は木の寅(とら)で、天干の木と地支の木が同じ五行(比和)にあたります。十二運は臨官、空亡は子・丑です。

読み 甲寅(きのえとら)
六十干支の番号 51番目
日干 甲(きのえ)・陽の木
地支 寅(とら)・五行は木
天干と地支の関係 天干の木と地支の木が同じ五行(比和)
蔵干と十神 甲(比肩)・丙(食神)・戊(偏財)
十二運 臨官
空亡(天中殺) 子・丑(子丑天中殺)
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甲寅(きのえとら)の性格

寅は立春のころ、凍っていた土がゆるみ、木々が芽を吹き始める初春を受け持つ支です。五行は甲と同じ木で、山じゅうの木が一斉に背を伸ばし始める森の景色が浮かびます。甲寅は、天干と地支の両方が木でそろう組み合わせです。

一本の大樹が、同じように伸びる仲間の木々に囲まれて立っている。甲寅はそうした「森の中でもひときわ高い木」にたとえられます。春の勢いを背に受けているので、迷いが少なく、決めたら動くまでが早い人の姿と重なります。

甲(陽の木)と寅(木)の組み合わせ

甲寅は、天干の木と地支の木が同じ五行(比和)です。天干と地支が同じ五行なので、その五行の性質がまっすぐ強く出やすい組み合わせとされます。迷いが少ない反面、偏りも出やすいと読まれます。

6つの甲の日柱の中で、甲らしさが最もはっきり出るのが甲寅だとされます。目標を自分で決め、人の手を借りずにやり遂げたいという気持ちが強く、誰かの指示を待つより先に体が動くタイプです。

人間関係では、正直で面倒見がよく、困っている人を放っておけない親分肌の一面があります。ただし、自分のやり方への自信も大きいので、意見が合わない相手とは真正面からぶつかりやすいと読まれます。寅の持つ勇ましさが、甲の頑固さを後押しする形です。

物事の進め方は、細かい計画より「まずやってみる」が先に来るとされます。失敗しても立ち上がる回復力があり、試しながら道を広げていきます。誰も通っていない場所に道をつくることに、やりがいを感じやすい日柱です。

日干甲そのものの性質は甲(きのえ)の解説にまとめています。

甲寅の強みとつまずきやすい点

強み

  1. 自分で道を切り開く力前例がなくても、自分の判断で一歩目を踏み出せるとされます。
  2. 立ち直りの早さつまずいても長く引きずらず、次の手を考えて動き出せると読まれます。
  3. 頼れる親分肌仲間や後輩を守り、先頭に立って引っ張る役割を自然に引き受けるとされます。

つまずきやすい点

同じ五行が重なるぶん、良くも悪くも勢いが強く出やすいとされます。人に任せるのが苦手で、何でも自分で抱え込み、気づいたときには疲れ切っていることがあります。

また、正しいと思ったことを曲げにくいため、周りには頑固や強引に見えることがあります。結論を出す前に、相手の考えを一度最後まで聞く習慣を持つだけで、摩擦はぐっと減ると読まれます。

甲寅の女性・男性の特徴

甲寅の女性

甲寅の女性は、自立心が強く、人に頼らず自分の力で生きていきたいと考える人とされます。仕事でも家庭でも中心に立ちやすく、周りからは頼もしい存在として見られます。

弱音を吐かない強さがある一方で、甘えることに慣れていない面もあります。対等に意見を言い合えるパートナーや友人がいると、張りつめた気持ちがほどけやすいとされます。

甲寅の男性

甲寅の男性は、まっすぐで行動力があり、組織の中でも独立しても頭角を現しやすいタイプと読まれます。目標を掲げて人を巻き込んでいく力があるとされます。

一方で、人に頭を下げることや、方針を途中で変えることには抵抗を感じやすい面があります。素直に助けを借りられるようになると、持ち前の推進力がさらに大きな成果につながると読まれます。

男女の傾向は通説での目安です。実際の出方は、年柱・月柱・時柱を含めた命式全体で変わります。

甲寅の恋愛・結婚の傾向

恋愛では、自分から好意を示して距離を縮める積極的なタイプとされます。相手を守りたいという気持ちが強く、付き合うと頼れる存在になりやすいと読まれます。

ただ、自分のペースで物事を決めがちなので、相手が置いていかれたと感じることがあります。予定や大きな決断は相談してから決めるようにすると、関係が長続きしやすいとされます。結婚では、互いに自分の世界を持ちながら支え合える形が合う日柱です。

甲寅の仕事・向いている役割

仕事では、裁量が大きく、自分で決めて動ける立場で力が出やすいとされます。起業や独立、新規の事業や拠点の立ち上げなど、ゼロから形にする仕事と相性がよいと読まれます。

反対に、細かいルールに縛られ、決定権がどこにあるのか見えない組織では窮屈さを感じやすいとされます。任された範囲を広げてもらえる職場ほど、甲寅の行動力は生きます。

向きやすいとされる仕事・役割の例

  • 経営者・起業家
  • 新規事業の責任者
  • 営業の開拓担当
  • スポーツ・体を使う仕事
  • 林業・農業
  • 現場の指揮をとる仕事

同じ甲(きのえ)の日柱との違い

同じ甲でも、甲子は水に養われて吸収する力が先に立つ日柱です。それに対して甲寅は、木に木が重なるので、外へ向かって伸びる力がまっすぐ出ます。考えるより先に動けるのが甲寅の持ち味とされます。

甲辰は大地に根を張り、人を育てる包容力が強いタイプと読まれます。甲寅は人を育てるより、自分が先頭を走って背中で示す方を選びやすい、という違いがあるとされます。

日柱特徴(通説)十二運空亡
甲子
きのえね
六十干支の始まり。素直な向上心と知性で、新しいことを最初に始める 沐浴 戌・亥
甲寅
きのえとら
木の気が重なり甲らしさが最も強い。独立心と行動力で自分の道を進む(このページ) 臨官 子・丑
甲辰
きのえたつ
豊かな大地に根を張る大樹。理想を形にする実行力と面倒見を持つ 衰 寅・卯
甲午
きのえうま
木が火を生む組み合わせ。明るく表現力が豊かで、情熱を外に出す 死 辰・巳
甲申
きのえさる
金の気と向き合う大樹。現実的な判断力と器用さで、揉まれながら伸びる 絶 午・未
甲戌
きのえいぬ
秋の大地に立つ大樹。責任感が強く誠実で、内に熱い理想と頑固さを秘める 養 申・酉

甲寅の十二運「臨官」と空亡「子・丑」

十二運は、日干甲が地支寅の上でどんな勢いにあるかを12段階で表したものです。甲寅の十二運は臨官です。社会に出て一人前に働く段階です。自立心と実務の力が充実しているとされます。

甲寅では、日干の甲が臨官の段階にあたります。社会に出て一人前に働く時期のような、自立心と実務の力が満ちている状態です。人の手を借りずに道を切り開く甲寅の性格の読み方は、この段階の性質と重なるとされます。

空亡は、日柱が属する旬(10干支のまとまり)に入らない2つの地支です。甲寅は甲寅旬の干支なので、空亡は子・丑になります。巡ってくる年と月、過ごし方は子丑天中殺のページで確認できます。

同じ子・丑が空亡の日柱

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よくある質問

甲寅(きのえとら)の日柱はどんな性格ですか?
通説では、天干の甲と地支の寅がどちらも木で、甲らしさが最も強く出る日柱とされます。独立心と行動力があり、自分の決めた道を自分の足で進むタイプです。一方で、人に任せるのが苦手で、頑固に見られやすい面があるとされます。
甲寅の人に向いている仕事は何ですか?
裁量が大きく、自分で決めて動ける仕事が向きやすいとされます。経営や起業、新規事業の立ち上げ、開拓型の営業、現場を指揮する仕事などが例です。決定権が見えない組織では窮屈さを感じやすいと読まれます。
甲寅の女性はどんな傾向がありますか?
通説では、自立心が強く、人に頼らず自分の力で生きていきたいと考える人とされます。頼もしく見られる一方、甘えるのが苦手なので、対等に話せる相手がいると気持ちが楽になると読まれます。
甲寅の空亡(天中殺)は何ですか?
甲寅の空亡は子・丑です。甲寅は甲寅旬の干支で、この旬に入らない子と丑が空亡になります。算命学では子丑天中殺と呼ばれます。
甲寅の十二運と蔵干は何ですか?
日干甲から見た地支寅の十二運は臨官です。寅の蔵干は甲・丙・戊で、日干甲から見た十神は甲(比肩)・丙(食神)・戊(偏財)になります。
自分の日柱はどうやって調べますか?
生年月日がわかれば、夜弦の四柱推命の命式計算ページで日柱を無料で確認できます。日柱は生まれた日だけで決まるため、時刻がわからなくても出せます。23時台生まれの場合は、計算の流派によって日柱が1日ずれることがあります。

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