NICCHU / 六十干支 53番目

丙辰(ひのえたつ)の性格

春霞の大地を照らす陽ざしのような、華やかな世話役。日干は陽の火の丙(ひのえ)、地支は土の辰(たつ)で、天干の火が地支の土を生む関係(干生支)にあたります。十二運は冠帯、空亡は子・丑です。

日干 丙・陽の火十二運 冠帯空亡 子・丑
この記事の結論

丙辰(ひのえたつ)の性格は、丙の陽気さと表現力が、辰の大らかな器に注がれたものとされます。華やかで人の目を引きながら、周りの人を育てる面倒見のよさを持つ人と読まれます。日干は陽の火の丙(ひのえ)、地支は土の辰(たつ)で、天干の火が地支の土を生む関係(干生支)にあたります。十二運は冠帯、空亡は子・丑です。

読み 丙辰(ひのえたつ)
六十干支の番号 53番目
日干 丙(ひのえ)・陽の火
地支 辰(たつ)・五行は土
天干と地支の関係 天干の火が地支の土を生む関係(干生支)
蔵干と十神 戊(食神)・乙(印綬)・癸(正官)
十二運 冠帯
空亡(天中殺) 子・丑(子丑天中殺)
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丙辰(ひのえたつ)の性格

辰は晩春、桜が散って田畑に水が張られるころの支とされます。五行は土ですが、水と木の気を含んだ湿り気のある土と言われます。丙の太陽がその上に乗ると、春霞の向こうから柔らかな陽ざしが田畑に降り注ぐ景色になります。

照りつける真夏の光ではなく、作物を育てるためのやさしい光です。丙辰は、自分が目立つための光を、気づけば周りを実らせるために使っている太陽として語られます。辰が伝説の竜を表す支であることから、華やかさやスケールの大きさを重ねて読むこともあります。

丙(陽の火)と辰(土)の組み合わせ

丙辰は、天干の火が地支の土を生む関係(干生支)です。自分(天干)の力が足元(地支)へ流れていく形です。持っている力を外に出して形にする方向へ向かいやすく、そのぶん消耗にも気を配りたい組み合わせとされます。

太陽の熱が湿った土へ注がれる形なので、丙辰の力は自分の内にとどまらず、何かを生み出す方向へ向かいやすいとされます。話す、書く、見せる、教えるといった表現の場で持ち味が出やすく、思ったことを感情豊かに伝える力があると読まれます。

人に対してはおおらかで、困っている人を見ると放っておけません。後輩や友人の相談に乗るうちに、いつの間にか世話役になっていることが多い日柱です。自分の手柄よりも、周りが喜ぶ顔を見るのがうれしいタイプとされます。

一方で、気分の波が表に出やすいところもあります。乗っているときは場を大いに盛り上げますが、気持ちが沈むと急に口数が減るなど、天気のように表情が変わると言われます。湿った土が光をやわらげるように、感情の揺れも含めて人間味のある人と読まれます。

日干丙そのものの性質は丙(ひのえ)の解説にまとめています。

丙辰の強みとつまずきやすい点

強み

  1. 感情を伝える表現力言葉や身ぶりに熱がこもり、聞き手の心を動かす伝え方ができるとされます。
  2. 人を育てる面倒見相手の良さを見つけて引き出すのが上手で、後輩や子どもに慕われやすいと読まれます。
  3. 場を華やかにする存在感その場にいるだけで雰囲気が明るくなり、人が集まる中心になりやすいとされます。

つまずきやすい点

人に与えることが多い日柱なので、エネルギーを使い果たして疲れ込むことがあるとされます。面倒を見る相手の数に上限を決めておくことが、自分を守る工夫になります。

また、感情が言葉に乗りやすい分、勢いで言いすぎてしまう場面もあります。大事な話ほど、一呼吸おいてから伝えると誤解が減ると読まれます。

丙辰の女性・男性の特徴

丙辰の女性

丙辰の女性は、華やかで人懐っこく、周りから自然と頼られる人とされます。おしゃれや表現にこだわりを持つ人が多く、趣味の世界でも人をまとめる立場になりやすいと読まれます。

家族や友人の世話を焼くのが好きなぶん、自分のことは後回しになりがちです。たまには誰かに世話をされる側にまわると、気持ちの余裕が戻りやすいとされます。

丙辰の男性

丙辰の男性は、話が上手で親しみやすく、人を楽しませるサービス精神の強い人とされます。部下や後輩を引き立てる兄貴分になりやすく、チームの雰囲気作りで力を発揮すると読まれます。

気前がよく、人のためにお金や時間を使いすぎることもあります。頼られるとうれしい気持ちと、自分の生活を守る線引きのバランスが課題になりやすいとされます。

男女の傾向は通説での目安です。実際の出方は、年柱・月柱・時柱を含めた命式全体で変わります。

丙辰の恋愛・結婚の傾向

恋愛では、相手を喜ばせることに全力を注ぐタイプとされます。サプライズや記念日を大切にし、一緒にいる時間を明るく彩るので、相手は大切にされていると感じやすいと読まれます。

結婚後は家庭の中心として家族を盛り立てる役になりやすいとされます。ただ、尽くした分の反応が返ってこないと寂しさを感じやすいので、感謝を言葉にし合える相手と長続きすると読まれます。

丙辰の仕事・向いている役割

仕事では、表現力と面倒見の両方が生きる場で力を出しやすいとされます。人前で話す、作品を見せる、人を育てるといった役割が合い、自分の言葉で人の心を動かせる仕事にやりがいを感じると読まれます。

感情を押し殺して数字だけを追う環境や、人と関わらない作業が続く職場では、持ち味が生かしにくいとされます。チームの雰囲気作りやプロデュースの役割を任されると、本来の明るさが戻ってくる日柱です。

向きやすいとされる仕事・役割の例

  • プロデューサー・ディレクター
  • 講師・トレーナー
  • 美容・ファッション
  • 飲食・サービス業
  • 販売・店長
  • カウンセラー

同じ丙(ひのえ)の日柱との違い

同じように地支が土の丙戌は、乾いた土に熱を蓄えて内にこもる傾向があるとされます。それに比べて丙辰は、湿った土に光を注いで外へ実らせるタイプで、感情も表現もより開かれていると読まれます。

丙寅が自分自身の成長に光を使うのに対し、丙辰は周りの人を育てることに光を使うという違いがあるとされます。主役として燃え上がる丙午と比べると、人を引き立てるプロデューサー的な立ち位置が似合う日柱です。

日柱特徴(通説)十二運空亡
丙子
ひのえね
明るいのに礼儀正しい。人前では華やかで、内側では自分を律している 胎 申・酉
丙寅
ひのえとら
素直で向上心が強い。学びと出会いを糧に、明るく伸びていく 長生 戌・亥
丙辰
ひのえたつ
華やかで面倒見がよい。言葉と表現で人を照らし、育てていく(このページ) 冠帯 子・丑
丙午
ひのえうま
情熱と存在感は丙の中でも随一。まっすぐ燃え、人を引っぱっていく 帝旺 寅・卯
丙申
ひのえさる
機転がきいて多才。人と情報の間を明るく飛び回る社交家 病 辰・巳
丙戌
ひのえいぬ
温かく情に厚い。表は穏やかでも、内に消えない熱を抱え続ける 墓 午・未

丙辰の十二運「冠帯」と空亡「子・丑」

十二運は、日干丙が地支辰の上でどんな勢いにあるかを12段階で表したものです。丙辰の十二運は冠帯です。成人して冠をつける段階です。自分を表に出す力や、見られることへの意識が育つとされます。

丙辰の十二運は冠帯で、成人して冠をつける段階にたとえられます。自分を表に出す力や、人にどう見られるかへの意識が育つとされ、この日柱の華やかさや表現へのこだわりと重ねて読まれます。

空亡は、日柱が属する旬(10干支のまとまり)に入らない2つの地支です。丙辰は甲寅旬の干支なので、空亡は子・丑になります。巡ってくる年と月、過ごし方は子丑天中殺のページで確認できます。

同じ子・丑が空亡の日柱

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よくある質問

丙辰(ひのえたつ)はどんな性格ですか?
通説では、丙の陽気さと表現力が、辰の大らかな器に注がれた日柱とされます。華やかで人を引きつけ、周りを育てる面倒見のよさを持つ人です。一方で、人に尽くしすぎて疲れる、気分の波が表に出やすいといった面があるとされます。
丙辰の人に向いている仕事は何ですか?
表現力と面倒見の両方が生きる仕事が向きやすいとされます。プロデューサーやディレクター、講師やトレーナー、美容やファッション、接客業などが例です。チームの雰囲気作りを任される立場でも力を出しやすいと読まれます。
丙辰の空亡(天中殺)は何ですか?
丙辰の空亡は子・丑です。丙辰は甲寅旬の干支で、この旬に入らない子と丑が空亡になります。算命学では子丑天中殺と呼ばれます。
丙辰の十二運と蔵干は何ですか?
日干丙から見た地支辰の十二運は冠帯です。辰の蔵干は戊・乙・癸で、日干丙から見た十神は戊(食神)・乙(印綬)・癸(正官)になります。
自分の日柱はどうやって調べますか?
生年月日がわかれば、夜弦の四柱推命の命式計算ページで日柱を無料で確認できます。日柱は生まれた日だけで決まるため、時刻がわからなくても出せます。23時台生まれの場合は、計算の流派によって日柱が1日ずれることがあります。

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