NICCHU / 六十干支 23番目

丙戌(ひのえいぬ)の性格

山の端に沈む夕日のような、内に熱を蓄えた情の人。日干は陽の火の丙(ひのえ)、地支は土の戌(いぬ)で、天干の火が地支の土を生む関係(干生支)にあたります。十二運は墓、空亡は午・未です。

日干 丙・陽の火十二運 墓空亡 午・未
この記事の結論

丙戌(ひのえいぬ)の性格は、丙の温かさが、戌の乾いた土の中にじっくり蓄えられたものとされます。表向きは穏やかでも、内側に強い情熱と義理堅さを抱え続ける、情の深い人と読まれます。日干は陽の火の丙(ひのえ)、地支は土の戌(いぬ)で、天干の火が地支の土を生む関係(干生支)にあたります。十二運は墓、空亡は午・未です。

読み 丙戌(ひのえいぬ)
六十干支の番号 23番目
日干 丙(ひのえ)・陽の火
地支 戌(いぬ)・五行は土
天干と地支の関係 天干の火が地支の土を生む関係(干生支)
蔵干と十神 戊(食神)・辛(正財)・丁(劫財)
十二運 墓
空亡(天中殺) 午・未(午未天中殺)
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丙戌(ひのえいぬ)の性格

戌は晩秋、収穫を終えた田畑が冬支度に入るころの支とされます。五行は土で、乾いた土、あるいは火の気を蔵した土と言われます。一日の中では日が沈んだ後の時刻にあたり、丙の太陽が乗ると、山の端に夕日が沈み、空の残照が大地を温める景色になります。

日が沈んでも、昼間の熱は土の中に残り続けます。丙戌は、外に向かってまぶしく輝くより、内側に熱をためて、それを長く絶やさない太陽として語られます。囲炉裏の熾火のように、近くに来た人を静かに温める光です。

丙(陽の火)と戌(土)の組み合わせ

丙戌は、天干の火が地支の土を生む関係(干生支)です。自分(天干)の力が足元(地支)へ流れていく形です。持っている力を外に出して形にする方向へ向かいやすく、そのぶん消耗にも気を配りたい組み合わせとされます。

丙戌では、太陽の熱が乾いた土の奥へしみ込み、そこで静かにためられていくと考えられています。そのため、丙らしい明るさを持ちながらも、表への出方は控えめで落ち着いて見えることが多いと読まれます。初対面では大人しい印象でも、親しくなると熱い面が見えてくる人です。

情に厚く、一度結んだ縁を大切にするタイプとされます。友人や家族、仲間のために骨を折ることをいとわず、受けた恩を長く覚えています。そのぶん、裏切られたと感じたときの傷も深く、なかなか忘れられないと言われます。

物事を深く考え、経験や知識をため込んでいく力もあるとされます。流行に飛びつくより、伝統や古くからあるものの価値を大切にする傾向があり、年を重ねるほど味わいが増す大器晩成型と読まれることが多い日柱です。

日干丙そのものの性質は丙(ひのえ)の解説にまとめています。

丙戌の強みとつまずきやすい点

強み

  1. 長く続く情の深さ人との縁を大切にし、困ったときに頼れる存在として長く信頼されるとされます。
  2. 経験を蓄える力学んだことや体験を内にため込み、年月をかけて深い知恵に変えていくと読まれます。
  3. 静かに燃え続ける粘り熱が表に出にくいぶん持続し、目立たなくても最後までやり抜く強さがあるとされます。

つまずきやすい点

気持ちを内にため込みやすく、不満や悲しみを言葉にしないまま抱え続けることがあるとされます。ため込んだ熱がある日まとめて噴き出さないよう、小さいうちに気持ちを話す相手を持っておくとよいと読まれます。

また、過去の出来事や人間関係にこだわりすぎて、新しい流れに乗り遅れることもあります。大切にしたいものと手放してよいものを、時々見直すと身軽になれるとされます。

丙戌の女性・男性の特徴

丙戌の女性

丙戌の女性は、穏やかで包容力があり、家族や仲間を温かく支える人とされます。人の話をじっくり聞き、情のこもった言葉をかけられるので、相談相手として頼られやすいと読まれます。

尽くすタイプですが、自分の気持ちを後回しにしがちです。感謝されないことが続くと静かに傷ついていくので、自分の頑張りを自分で認める習慣が支えになるとされます。

丙戌の男性

丙戌の男性は、義理堅く、仲間や家族を守ることに誇りを持つ人とされます。口数は多くなくても、いざというときに頼りになる存在として慕われやすいと読まれます。

自分の信念や流儀へのこだわりが強く、それを曲げるのは苦手です。若いうちは不器用に見られることもありますが、経験を重ねるにつれて人望と実力が育っていく大器晩成型とされます。

男女の傾向は通説での目安です。実際の出方は、年柱・月柱・時柱を含めた命式全体で変わります。

丙戌の恋愛・結婚の傾向

恋愛では、時間をかけて相手を知り、信頼できると思えてから深い関係に進む傾向があるとされます。いったん心を許した相手には一途で、長く変わらない愛情を注ぐと読まれます。

結婚では、家庭を大切な居場所として守り育てるタイプです。相手の家族や親族との縁も大事にします。ただ、不満を口にせずため込みやすいので、言いにくいことも話し合える関係を早めに作っておくとよいとされます。

丙戌の仕事・向いている役割

仕事では、経験や技術を積み重ねるほど評価が上がる分野で力を発揮しやすいとされます。職人的な仕事や専門職、人を長く支える仕事など、腰を据えて取り組める環境が合うと読まれます。

短期間で成果を求められ、次々に方針が変わる職場では、持ち味の粘り強さが生かしにくいとされます。古くからの価値を受け継ぐ仕事や、人との長い付き合いが財産になる仕事にやりがいを感じやすい日柱です。

向きやすいとされる仕事・役割の例

  • 職人・技術職
  • 伝統工芸・和の文化
  • 医療・介護
  • 歴史・研究職
  • 不動産・地域の仕事
  • 家業の継承

同じ丙(ひのえ)の日柱との違い

地支が同じ土でも、丙辰の土は春の水気を含み、注がれた光を作物として外に返していくと読まれます。丙戌は反対に、乾いた土に熱を蓄えて内に保つタイプで、感情表現は控えめでも情の深さと持続力で勝る日柱と読まれます。

丙午が熱をそのまま外へ放つ真昼の太陽なら、丙戌は熱を抱えたまま沈んでいく夕日です。軽やかに多方面へ光を散らす丙申とは、一つの縁や道を長く大切にする点で対照的とされます。

日柱特徴(通説)十二運空亡
丙子
ひのえね
明るいのに礼儀正しい。人前では華やかで、内側では自分を律している 胎 申・酉
丙寅
ひのえとら
素直で向上心が強い。学びと出会いを糧に、明るく伸びていく 長生 戌・亥
丙辰
ひのえたつ
華やかで面倒見がよい。言葉と表現で人を照らし、育てていく 冠帯 子・丑
丙午
ひのえうま
情熱と存在感は丙の中でも随一。まっすぐ燃え、人を引っぱっていく 帝旺 寅・卯
丙申
ひのえさる
機転がきいて多才。人と情報の間を明るく飛び回る社交家 病 辰・巳
丙戌
ひのえいぬ
温かく情に厚い。表は穏やかでも、内に消えない熱を抱え続ける(このページ) 墓 午・未

丙戌の十二運「墓」と空亡「午・未」

十二運は、日干丙が地支戌の上でどんな勢いにあるかを12段階で表したものです。丙戌の十二運は墓です。お墓に納まる段階で、蓄える・受け継ぐ力にたとえられます。物や知識をため込み、守る力とされます。

丙戌の十二運は墓で、物や知識を蓄え、守る力にたとえられる段階です。熱を土の中にため込む組み合わせとも重なり、経験を内に積み上げて年月とともに深みを増していく人の姿として語られます。

空亡は、日柱が属する旬(10干支のまとまり)に入らない2つの地支です。丙戌は甲申旬の干支なので、空亡は午・未になります。巡ってくる年と月、過ごし方は午未天中殺のページで確認できます。

同じ午・未が空亡の日柱

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よくある質問

丙戌(ひのえいぬ)はどんな性格ですか?
通説では、丙の温かさが戌の乾いた土の中に蓄えられた日柱とされます。表向きは穏やかでも、内に強い情熱と義理堅さを持ち、人との縁を長く大切にする人です。一方で、気持ちをため込みやすい、過去にこだわりやすいといった面があるとされます。
丙戌の人は大器晩成と言われるのはなぜですか?
丙戌は、天干の火が地支の土へ流れて蓄えられる組み合わせです。若いうちは熱が表に出にくい一方、経験や知識を内にため込んでいくため、年を重ねるほど実力と人望が育つと読まれています。
丙戌の空亡(天中殺)は何ですか?
丙戌の空亡は午・未です。丙戌は甲申旬の干支で、この旬に入らない午と未が空亡になります。算命学では午未天中殺と呼ばれます。
丙戌の十二運と蔵干は何ですか?
日干丙から見た地支戌の十二運は墓です。戌の蔵干は戊・辛・丁で、日干丙から見た十神は戊(食神)・辛(正財)・丁(劫財)になります。
自分の日柱はどうやって調べますか?
生年月日がわかれば、夜弦の四柱推命の命式計算ページで日柱を無料で確認できます。日柱は生まれた日だけで決まるため、時刻がわからなくても出せます。23時台生まれの場合は、計算の流派によって日柱が1日ずれることがあります。

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