NICCHU / 六十干支 28番目

辛卯(かのとう)の性格

春の草花を細工で彩るような、軽やかで気のきく人。日干は陰の金の辛(かのと)、地支は木の卯(う)で、天干の金が地支の木を剋す関係(干剋支)にあたります。十二運は絶、空亡は午・未です。

日干 辛・陰の金十二運 絶空亡 午・未
この記事の結論

辛卯(かのとう)の性格は、辛の洗練された感覚に、卯の明るさと身軽さが加わったものとされます。人当たりがよくフットワークが軽く、好きなことや人のためにはよく動く人と読まれます。日干は陰の金の辛(かのと)、地支は木の卯(う)で、天干の金が地支の木を剋す関係(干剋支)にあたります。十二運は絶、空亡は午・未です。

読み 辛卯(かのとう)
六十干支の番号 28番目
日干 辛(かのと)・陰の金
地支 卯(う)・五行は木
天干と地支の関係 天干の金が地支の木を剋す関係(干剋支)
蔵干と十神 乙(偏財)
十二運 絶
空亡(天中殺) 午・未(午未天中殺)
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辛卯(かのとう)の性格

辛卯の足元にある卯は、啓蟄から清明の前まで、草木がいっせいに芽吹く春のさなかの支とされます。五行は木で、野にあふれる若草や、咲きそろう草花の景色です。

その上に乗る辛は、陰の金。小さな鋏や細工の道具のように、伸び放題の草花を切りそろえ、形を整える役にたとえられます。辛卯は、自然のにぎやかさの中に手を入れて、見ばえよく仕上げていく人の姿として語られます。

辛(陰の金)と卯(木)の組み合わせ

辛卯は、天干の金が地支の木を剋す関係(干剋支)です。自分(天干)が足元(地支)を抑えて動かす形です。周りや物事を自分の手で動かそうとする力が出やすく、押しが強くなりすぎないことが鍵とされます。

卯は兎にたとえられる支で、軽やかさと人なつこさを持つとされます。辛の美意識とこれが重なると、センスがよく、場の空気を明るくする社交的な性格になります。気になったことにはすぐ手を伸ばし、人との縁から次の動きが生まれていくタイプです。

辛卯は、金が木を剋す組み合わせです。自分の感性で周りを整えたい、動かしたいという気持ちが表に出やすく、物事を前に進める実行力として働くとされます。損得の感覚にも優れ、通説では商才に恵まれる日柱と読まれてきました。

一方で、根は人がよく、頼まれると断れないところがあります。相手の喜ぶ顔が見たくて手を貸しすぎ、自分のことが後回しになることも少なくないとされます。華やかに見えて、実は人の評価を気にしやすい繊細さを抱えている日柱です。

日干辛そのものの性質は辛(かのと)の解説にまとめています。

辛卯の強みとつまずきやすい点

強み

  1. 人の縁を広げる社交性初対面でも打ち解けやすく、紹介やつながりから仕事や機会を広げていけるとされます。
  2. 思い立ったら動ける身軽さ考えすぎずに試してみる行動力があり、変化の多い環境でも前に進めます。
  3. 売れる形に整える感覚美意識と損得の感覚がそろっているので、良いものを人に届く形にまとめるのが得意とされます。

つまずきやすい点

人のよさから引き受けすぎ、気づけば予定もお金も人のために使っていた、ということが起こりやすいとされます。断ることは相手を拒むことではないと割り切ると、楽になると読まれます。

興味が次々に移りやすいのも辛卯の特徴です。始めることは得意でも、地道に仕上げる段階で飽きてしまうことがあるため、仕上げを任せられる相手と組むとよいとされます。

辛卯の女性・男性の特徴

辛卯の女性

明るく話しやすい雰囲気と、さりげないセンスのよさを持つ人とされます。流行への感度が高く、身の回りを自分らしく整えるのが上手です。

友人や同僚から相談されることが多く、つい世話を焼きすぎる面があります。人に尽くした分だけ認めてほしい気持ちも強いので、自分を満たす時間を持つことが大切とされます。

辛卯の男性

人懐こく、目上にも目下にもかわいがられる社交家と読まれます。話題が豊富で、人を楽しませるのが得意です。

商売や交渉ごとの勘がよく、人脈を生かして稼ぐ力があるとされます。ただ気前のよさが出すぎて出費が重なりやすいので、お金の管理は仕組みで守るとよいと読まれます。

男女の傾向は通説での目安です。実際の出方は、年柱・月柱・時柱を含めた命式全体で変わります。

辛卯の恋愛・結婚の傾向

恋愛には積極的で、気になる相手には自分から声をかけるタイプとされます。一緒にいて楽しい空気を作るのが上手で、出会いの機会も多い日柱です。

一方で、相手に合わせすぎて自分の本音を後回しにしやすいところがあります。結婚では、気持ちをきちんと受け止めてくれる穏やかな相手と組むと落ち着くとされます。尽くした分の見返りを期待しすぎないことが、関係を軽やかに保つコツと読まれます。

辛卯の仕事・向いている役割

仕事では、人と接し、ものを広める役割で力を出しやすいとされます。販売や営業、広報、商品企画のように、センスと人脈の両方を使える場は辛卯の得意分野です。自分の店や小さな事業を持つことにも向くと読まれます。

反対に、一人で黙々と同じ作業を続ける持ち場や、人との接点がほとんどない仕事では、持ち味の軽やかさが生かしにくいとされます。動きのある環境で、成果が人の反応として返ってくる仕事の方が長続きしやすい日柱です。

向きやすいとされる仕事・役割の例

  • 販売・営業
  • 広報・PR
  • 商品企画
  • バイヤー
  • サロン経営
  • 飲食・小売の店主

同じ辛(かのと)の日柱との違い

同じ辛の日柱でも、辛丑や辛未は土に支えられ、落ち着いて腰を据えるタイプとされます。辛卯は木の上に辛が乗るぶん、動きが軽く、人の間を行き来しながら機会をつかむ点が大きな違いです。

辛亥も社交的な日柱ですが、辛亥が感受性と自由さで新しい世界へ飛び出していくのに対し、辛卯は身近な人間関係を大切にしながら商売や暮らしを回していく現実感があるとされます。鋭さで勝負する辛酉とは、柔らかさで勝負する点で対照的です。

日柱特徴(通説)十二運空亡
辛丑
かのとうし
物静かで頑固なほど粘り強い。自分の美学を曲げずに着実に積み上げる 養 辰・巳
辛卯
かのとう
行動力と社交性があり、商才にも恵まれる。人のよさが出すぎる面も(このページ) 絶 午・未
辛巳
かのとみ
クールで知的、直感が鋭い。緊張感の中で自分を磨いていく 死 申・酉
辛未
かのとひつじ
控えめで面倒見がよい人情家。穏やかな顔の内に固い意志を持つ 衰 戌・亥
辛酉
かのととり
頭が切れ、信念が強い実務家。金の気がまっすぐ出てプライドも高め 臨官 子・丑
辛亥
かのとい
楽観的なチャレンジャー。感受性が豊かで、社交的で華やか 沐浴 寅・卯

辛卯の十二運「絶」と空亡「午・未」

十二運は、日干辛が地支卯の上でどんな勢いにあるかを12段階で表したものです。辛卯の十二運は絶です。形がなくなり、次へ切り替わる段階です。発想が自由で、思い切った転換ができるとされます。

辛卯では、日干の辛が絶の段階にあたります。形がいったん途切れ、次へ切り替わる段階なので、発想が自由で、思い切った方向転換ができる性質として読まれます。興味が移りやすいのも、この切り替えの速さの表れとされます。

空亡は、日柱が属する旬(10干支のまとまり)に入らない2つの地支です。辛卯は甲申旬の干支なので、空亡は午・未になります。巡ってくる年と月、過ごし方は午未天中殺のページで確認できます。

同じ午・未が空亡の日柱

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よくある質問

辛卯(かのとう)はどんな性格ですか?
通説では、辛の洗練された感覚に、卯の明るさと身軽さが加わった日柱とされます。社交的で行動力があり、商才にも恵まれると読まれます。一方で人がよすぎて引き受けすぎたり、興味が移りやすかったりする面があるとされます。
辛卯の人はお金とどう付き合うとよいですか?
稼ぐ勘はあるものの、気前のよさから出費が重なりやすいとされます。使う前に予算を決める、貯める分を先に分けておくなど、仕組みで守る方法が合うと読まれます。
辛卯の空亡(天中殺)は何ですか?
辛卯の空亡は午・未です。辛卯は甲申旬の干支で、この旬に入らない午と未が空亡になります。算命学では午未天中殺と呼ばれます。
辛卯の十二運と蔵干は何ですか?
日干辛から見た地支卯の十二運は絶です。卯の蔵干は乙で、日干辛から見た十神は乙(偏財)になります。
自分の日柱はどうやって調べますか?
生年月日がわかれば、夜弦の四柱推命の命式計算ページで日柱を無料で確認できます。日柱は生まれた日だけで決まるため、時刻がわからなくても出せます。23時台生まれの場合は、計算の流派によって日柱が1日ずれることがあります。

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