NICCHU / 六十干支 27番目

庚寅(かのえとら)の性格

大木に斧を入れる開拓者のような、行動力の人。日干は陽の金の庚(かのえ)、地支は木の寅(とら)で、天干の金が地支の木を剋す関係(干剋支)にあたります。十二運は絶、空亡は午・未です。

日干 庚・陽の金十二運 絶空亡 午・未
この記事の結論

庚寅(かのえとら)の性格は、庚の決断力に、寅の勢いと向上心が加わったものとされます。思い立ったらすぐに動き、まだ誰も手をつけていない場所へ踏み込んでいく開拓者タイプと読まれます。日干は陽の金の庚(かのえ)、地支は木の寅(とら)で、天干の金が地支の木を剋す関係(干剋支)にあたります。十二運は絶、空亡は午・未です。

読み 庚寅(かのえとら)
六十干支の番号 27番目
日干 庚(かのえ)・陽の金
地支 寅(とら)・五行は木
天干と地支の関係 天干の金が地支の木を剋す関係(干剋支)
蔵干と十神 甲(偏財)・丙(偏官)・戊(偏印)
十二運 絶
空亡(天中殺) 午・未(午未天中殺)
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庚寅(かのえとら)の性格

庚は鋼や斧にたとえられる陽の金です。寅は立春のころ、冬の眠りから木々が一斉に芽吹き始める時期の支で、五行は木です。十二支の中でも、春の始まりを告げる力強い支とされています。

春の山に分け入り、伸び盛りの大木に斧を入れて道をつくる。庚寅はそんな景色に重ねられる日柱です。金が木を切り倒す関係なので、目の前の障害を自分の手で取り払い、使える材木に変えていく力強さがあります。森を前にしてためらうより、まず一歩踏み出す人の姿です。

庚(陽の金)と寅(木)の組み合わせ

庚寅は、天干の金が地支の木を剋す関係(干剋支)です。自分(天干)が足元(地支)を抑えて動かす形です。周りや物事を自分の手で動かそうとする力が出やすく、押しが強くなりすぎないことが鍵とされます。

庚の芯の強さと、寅の伸びようとする勢いが重なると、じっとしていられない行動派になると読まれます。考えるより先に体が動き、試しながら答えを見つけていくタイプです。新しい環境や未知の課題にも物おじせず、むしろ刺激として楽しめる人とされます。

人との関わりでは、面倒見のよい親分肌の面が出やすいとされます。困っている人を見ると放っておけず、頼まれる前に手を差し伸べます。ただし自分のペースで物事を進めたいので、細かく指図されたり、決定を先延ばしにされたりすると強い不満を感じやすいと読まれます。

状況が変わったときの切り替えの早さも、この日柱の特徴です。一度決めた方針でも、うまくいかないと見ればすぐに別の道へ移ります。その潔さが突破力になる一方、周りからは気まぐれに見えることもあるとされます。

日干庚そのものの性質は庚(かのえ)の解説にまとめています。

庚寅の強みとつまずきやすい点

強み

  1. 先陣を切る行動力誰も手をつけていない仕事や場所に、最初に飛び込んでいける勇気があるとされます。
  2. 逆境での粘り壁にぶつかったときほど力がわき、強引にでも道をこじ開ける突破力を発揮します。
  3. 大胆な切り替え見込みがないと判断すれば迷わず方向を変えられ、損を小さくする決断ができると読まれます。

つまずきやすい点

勢いがあるぶん、準備不足のまま走り出してしまうことがあるとされます。始めることは得意でも、地道な仕上げや後片づけは後回しになりがちです。信頼できる補佐役をそばに置くと、持ち味の行動力がより生きると読まれます。

また、思い通りに進まないと苛立ちが表に出やすく、言葉が荒くなる場面もあります。急いでいるときほど一呼吸おくことが、人間関係を守る鍵とされます。

庚寅の女性・男性の特徴

庚寅の女性

庚寅の女性は、はつらつとして行動的な人とされます。じっと待つより自分から動いて道を開くので、仕事でも趣味でも中心に立ちやすい傾向があります。

さっぱりした性格で、人の悪口や陰での駆け引きを嫌います。自分の力で生きたいという思いが強く、守られるだけの立場には物足りなさを感じやすいと読まれます。

庚寅の男性

庚寅の男性は、豪快で頼りがいのあるリーダー気質とされます。仲間を引っ張って新しいことを始めるのが得意で、若いうちから責任ある役を任されやすいと読まれます。

情に厚く、身内と決めた相手を全力で守る一方、気が短く衝突も多いタイプです。年齢を重ねて周りの意見を聞く余裕が出てくると、器の大きな人物として慕われるとされます。

男女の傾向は通説での目安です。実際の出方は、年柱・月柱・時柱を含めた命式全体で変わります。

庚寅の恋愛・結婚の傾向

恋愛は、好きになると一直線に行動するタイプとされます。気持ちを隠すのが下手で、出会ってから距離を縮めるまでが早い傾向です。相手を楽しませようとする明るさがあり、2人で新しい場所に出かけるような関係を好みます。

結婚では、家族を守る意識が強く、頼れる存在になると読まれます。ただし、自分のペースを崩されると不機嫌になりやすいので、お互いの自由な時間を認め合える相手と長続きしやすいとされます。

庚寅の仕事・向いている役割

仕事では、ゼロから何かを立ち上げる場面や、変化の激しい現場で力を出しやすいとされます。新規事業や新規開拓の営業、現場を指揮する役割など、自分の判断で動ける持ち場が向いています。

反対に、前例どおりの手続きをくり返すだけの仕事や、決裁に時間がかかる組織では、持ち前の勢いが空回りしやすいと読まれます。小さくても任される範囲を持ち、結果がすぐ見える働き方の方が満足度は高い日柱です。

向きやすいとされる仕事・役割の例

  • 新規事業・起業
  • 新規開拓の営業
  • 現場監督・施工管理
  • スポーツ・アウトドア関連
  • イベント運営
  • 救急・保安の仕事

同じ庚(かのえ)の日柱との違い

同じ庚の日柱の中で、庚寅はもっとも動きが速く、外へ外へと向かうタイプとされます。庚子も身軽ですが、庚子が言葉と思考で切り込むのに対し、庚寅は体ごとぶつかって道を開く点が違います。

庚辰・庚戌は土に支えられて腰が重く、時間をかけて地位を固めていく日柱です。庚寅はそれとは対照的に、足場が固まる前にまず走り出し、走りながら道をつくっていくと読まれます。

日柱特徴(通説)十二運空亡
庚子
かのえね
頭の回転が速く言葉が鋭い。冷静な観察と率直な物言いで本質を突く 死 辰・巳
庚寅
かのえとら
思い立ったら即行動。困難な場ほど燃え、新しい道を切り開いていく(このページ) 絶 午・未
庚辰
かのえたつ
堂々とした存在感と懐の深さ。支えを受けて大きく育つ大器タイプ 養 申・酉
庚午
かのえうま
明るく人目を引く華やかさと、試練で磨かれる芯の強さをあわせ持つ 沐浴 戌・亥
庚申
かのえさる
金の気が重なる強い日柱。自分の力で道を貫く独立心と実行力 臨官 子・丑
庚戌
かのえいぬ
筋を通す義理堅さと冷静な判断。経験を重ねて信頼を築く実直な人 衰 寅・卯

庚寅の十二運「絶」と空亡「午・未」

十二運は、日干庚が地支寅の上でどんな勢いにあるかを12段階で表したものです。庚寅の十二運は絶です。形がなくなり、次へ切り替わる段階です。発想が自由で、思い切った転換ができるとされます。

庚寅では、日干の庚が絶の段階にあたります。形がいったん消えて次へ切り替わる段階で、発想の自由さや思い切った方向転換にたとえられます。庚寅の、迷いなく次の道へ移っていく身軽さは、この段階の読み方とも重なるとされます。

空亡は、日柱が属する旬(10干支のまとまり)に入らない2つの地支です。庚寅は甲申旬の干支なので、空亡は午・未になります。巡ってくる年と月、過ごし方は午未天中殺のページで確認できます。

同じ午・未が空亡の日柱

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よくある質問

庚寅(かのえとら)はどんな性格ですか?
通説では、庚の決断力に寅の勢いと向上心が加わった日柱とされます。思い立ったらすぐ動く開拓者タイプで、逆境ほど力を出せる行動派です。一方で、準備不足のまま走り出したり、苛立ちが表に出やすかったりする面があるとされます。
庚寅の人はどんな仕事に向いていますか?
ゼロから立ち上げる仕事や、変化の激しい現場が向きやすいとされます。新規事業、新規開拓の営業、現場を指揮する役割、スポーツやイベント関連などが例です。自分の判断で動ける範囲があるほど力を出しやすいと読まれます。
庚寅の空亡(天中殺)は何ですか?
庚寅の空亡は午・未です。庚寅は甲申旬の干支で、この旬に入らない午と未が空亡になります。算命学では午未天中殺と呼ばれます。
庚寅の十二運と蔵干は何ですか?
日干庚から見た地支寅の十二運は絶です。寅の蔵干は甲・丙・戊で、日干庚から見た十神は甲(偏財)・丙(偏官)・戊(偏印)になります。
自分の日柱はどうやって調べますか?
生年月日がわかれば、夜弦の四柱推命の命式計算ページで日柱を無料で確認できます。日柱は生まれた日だけで決まるため、時刻がわからなくても出せます。23時台生まれの場合は、計算の流派によって日柱が1日ずれることがあります。

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