NICCHU / 六十干支 26番目

己丑(つちのとうし)の性格

冬の田んぼのように、静かに力をためる粘り強い努力家。日干は陰の土の己(つちのと)、地支は土の丑(うし)で、天干の土と地支の土が同じ五行(比和)にあたります。十二運は墓、空亡は午・未です。

日干 己・陰の土十二運 墓空亡 午・未
この記事の結論

己丑(つちのとうし)の性格は、己の細やかな面倒見に、冬の土である丑の我慢強さが加わったものとされます。口数は多くなくても、決めたことをこつこつ続け、気づけば周りが頼りにしている努力家と読まれます。日干は陰の土の己(つちのと)、地支は土の丑(うし)で、天干の土と地支の土が同じ五行(比和)にあたります。十二運は墓、空亡は午・未です。

読み 己丑(つちのとうし)
六十干支の番号 26番目
日干 己(つちのと)・陰の土
地支 丑(うし)・五行は土
天干と地支の関係 天干の土と地支の土が同じ五行(比和)
蔵干と十神 己(比肩)・辛(食神)・癸(偏財)
十二運 墓
空亡(天中殺) 午・未(午未天中殺)
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己丑(つちのとうし)の性格

己は陰の土で、人の手で耕された田畑や庭の土にたとえられる十干です。足元の丑は、一年でいちばん寒さが深まる時期の支とされ、土の中で種が春を待っている季節にあたります。五行は土で、霜の降りた冬の田んぼや、水を含んで締まった黒い土の景色が重なります。

表面は動きが止まって見えても、土の中では次の芽のための養分がゆっくりたまっていく。己丑は、そうした「眠っているようで準備を続けている畑」として語られます。急がず、見えないところで手間を惜しまない人の姿です。

己(陰の土)と丑(土)の組み合わせ

己丑は、天干の土と地支の土が同じ五行(比和)です。天干と地支が同じ五行なので、その五行の性質がまっすぐ強く出やすい組み合わせとされます。迷いが少ない反面、偏りも出やすいと読まれます。

己の持ち味は、相手の様子をよく見て、必要な手入れを細かく続けられることです。丑は、重い荷を引いて一歩ずつ進む牛の支で、根気と慎重さを表すとされます。土に土が重なるため、己の性質がそのまま濃く出やすく、6つの己の日柱の中でも特に辛抱強いタイプと読まれます。

人づきあいは、広く浅くより、少数の人と長く深くつき合う形になりやすいとされます。初対面では控えめで、打ち解けるまでに時間がかかりますが、一度信頼した相手には誠実で、約束を軽く扱うことはありません。人から見えない部分で支えていることが多く、本人もそれを口にしないので、評価が遅れてやってくることがあります。

物事の進め方は、手順を確かめ、少しずつ積み上げていく形です。目新しい方法に飛びつくより、自分の手でなじませたやり方を磨き込む方が力を出しやすいとされます。そのぶん、方針が急に変わる場面では戸惑いやすく、気持ちの切り替えに時間を要することもあります。

日干己そのものの性質は己(つちのと)の解説にまとめています。

己丑の強みとつまずきやすい点

強み

  1. 続ける力成果がすぐに見えなくても、決めたことを淡々と続けられるとされます。
  2. 信用を積む誠実さ約束と期限を守るので、長く関わるほど周りの信頼が厚くなっていきます。
  3. 蓄える力お金や知識、技術を少しずつためて、いざというときの備えにできると読まれます。

つまずきやすい点

我慢がききすぎるぶん、不満や疲れを口に出さないまま抱え込みやすいとされます。周りが気づいたときには限界に近い、ということがないよう、早めに小さく伝える習慣があると楽になります。

また、慣れたやり方へのこだわりが強く出ると、頑固だと受け取られることがあります。変える部分と守る部分を分けて考えると、持ち味の粘り強さが生きると読まれます。

己丑の女性・男性の特徴

己丑の女性

己丑の女性は、控えめで落ち着いた印象の中に、芯の強さを秘めた人とされます。家のことでも仕事でも段取りを崩さず、地道な作業を最後まで丁寧に仕上げます。

人に甘えるのは得意ではなく、困っていても一人で何とかしようとしがちです。気を許した相手の前では素直な表情を見せるので、そうした相手を身近に持つことが支えになると読まれます。

己丑の男性

己丑の男性は、寡黙で誠実な職人気質とされます。言葉より行動で示すタイプで、任された仕事を黙って仕上げることで信頼を得ていきます。

若いうちは目立たないこともありますが、経験を重ねるほど持ち味が評価されやすいとされます。家庭では堅実に家計を守り、大きな冒険より安定を選ぶ傾向があります。

男女の傾向は通説での目安です。実際の出方は、年柱・月柱・時柱を含めた命式全体で変わります。

己丑の恋愛・結婚の傾向

恋愛は、ゆっくり時間をかけて相手を知り、信頼が育ってから気持ちを形にする流れが多いとされます。駆け引きは苦手で、好意をわかりやすく伝えるのも得意ではありませんが、そのぶん一度決めた相手を大事にし続けます。

結婚では、暮らしの安定と信頼関係をなにより重んじるとされます。家計の管理や将来の備えを着実に進める一方、気持ちを言葉にする機会が少なくなりがちです。感謝や不満をため込まず、ときどき言葉にして渡すと関係が温まると読まれます。

己丑の仕事・向いている役割

仕事では、正確さと継続が求められる持ち場で力を出しやすいとされます。経理や事務、品質の管理、研究や技術職のように、積み重ねがそのまま成果になる分野と相性がよいと読まれます。

短期で結果を求められる環境や、毎日のように方針が変わる職場では消耗しやすいとされます。時間をかけて技術を深められる場所や、長く同じ相手と信頼を築ける仕事の方が、本来の力が出やすい日柱です。

向きやすいとされる仕事・役割の例

  • 経理・財務
  • 事務・総務
  • 品質管理
  • 研究・技術職
  • 職人・ものづくり
  • 農業・食品の仕事

同じ己(つちのと)の日柱との違い

同じ己の日柱で、地支も土なのは己丑と己未です。己未が夏の乾いた土として自分を表に出していくのに対し、己丑は冬の湿った土として内側に力をためるタイプとされます。同じ粘り強さでも、己丑の方が静かで慎重です。

己巳のように火の支えを受けて勢いよく動く日柱や、己亥のように水の柔らかさで人に合わせていく日柱と比べると、己丑は自分のペースを守り、時間を味方につけて結果を出す点が特徴だと読まれます。

日柱特徴(通説)十二運空亡
己丑
つちのとうし
黙々と続ける忍耐の人。目立たずに蓄え、時間をかけて結果を出す(このページ) 墓 午・未
己卯
つちのとう
感受性が豊かで気配り上手。人の変化に敏感で、場を柔らかく整える 病 申・酉
己巳
つちのとみ
やわらかな物腰に強い意志。支えを力に変えて、自分の道を切り開く 帝旺 戌・亥
己未
つちのとひつじ
情に厚く面倒見がよい。自分らしさを表に出し、人をまとめる世話役 冠帯 子・丑
己酉
つちのととり
感性が鋭く器用。育てたものを作品や成果として実らせる表現者 長生 寅・卯
己亥
つちのとい
やわらかく順応力が高い。好奇心のままに学び、人に合わせて力を出す 胎 辰・巳

己丑の十二運「墓」と空亡「午・未」

十二運は、日干己が地支丑の上でどんな勢いにあるかを12段階で表したものです。己丑の十二運は墓です。お墓に納まる段階で、蓄える・受け継ぐ力にたとえられます。物や知識をため込み、守る力とされます。

十二運でみると、己丑の己は墓に置かれます。物や知識をため込み、守る力にたとえられます。冬の土が養分を抱えて春を待つ己丑の景色と重なり、経験や蓄えを手放さずに育てていく読み方につながるとされます。

空亡は、日柱が属する旬(10干支のまとまり)に入らない2つの地支です。己丑は甲申旬の干支なので、空亡は午・未になります。巡ってくる年と月、過ごし方は午未天中殺のページで確認できます。

同じ午・未が空亡の日柱

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よくある質問

己丑(つちのとうし)はどんな性格ですか?
通説では、己の面倒見のよさに丑の我慢強さと堅実さが重なった日柱とされます。口数は多くなくても、決めたことをこつこつ続ける努力家です。一方で、不満を抱え込んだり、慣れたやり方にこだわりすぎたりする面があるとされます。
己丑の人に向いている仕事は何ですか?
正確さと継続が求められる仕事が向きやすいとされます。経理や事務、品質管理、研究や技術職、ものづくりなどが例です。技術や信頼を年単位で積み上げられる職場で、持ち味が生きやすいと読まれます。
己丑の空亡(天中殺)は何ですか?
己丑の空亡は午・未です。己丑は甲申旬の干支で、この旬に入らない午と未が空亡になります。算命学では午未天中殺と呼ばれます。
己丑の十二運と蔵干は何ですか?
日干己から見た地支丑の十二運は墓です。丑の蔵干は己・辛・癸で、日干己から見た十神は己(比肩)・辛(食神)・癸(偏財)になります。
自分の日柱はどうやって調べますか?
生年月日がわかれば、夜弦の四柱推命の命式計算ページで日柱を無料で確認できます。日柱は生まれた日だけで決まるため、時刻がわからなくても出せます。23時台生まれの場合は、計算の流派によって日柱が1日ずれることがあります。

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