仙骨の権威は、仙骨センターが定義され、感情センターが未定義の人の決め方です。ジェネレーターとマニフェスティングジェネレーターにだけ出ます。目の前に来た問いかけに対して、体の奥から湧く「うん」「ううん」という反応を答えにするとされます。理由はあとからついてくることが多く、まず反応を信頼するのがこの権威の考え方です。
| 決め手になるセンター | 仙骨センター |
|---|---|
| この権威になるタイプ | ジェネレーター、マニフェスティングジェネレーター(感情センターが未定義のとき) |
| 決めるときの時間感覚 | 問いかけを受けたその場 |
| キーワード | 応答、体の声、はい・いいえ |
仙骨の権威が出る組み合わせ
仙骨センターが定義されている人は、ジェネレーターかマニフェスティングジェネレーターになります。そのうえで感情センターが定義されていなければ、権威は仙骨です。感情センターが定義されている場合は、優先順位が上の感情の権威になります。
仙骨が未定義のマニフェスター、プロジェクター、リフレクターには、この権威は出ません。脾臓やハートが定義されていても、ジェネレーター系では仙骨の権威が先に来るため、スプレニックや自我の権威にはならない仕組みです。
なお、同じ仙骨の権威でも、喉へのつながり方によってジェネレーターかマニフェスティングジェネレーターかが分かれます。どちらであっても、決め手を仙骨の反応に置くという点は共通しています。
反応はどんなふうに現れるか
仙骨の反応は、言葉になる前の音や体の動きとして出ることが多いとされます。思わず出る「うん」「あぁ」という声、反対に「ううん」と喉の奥でこもる声。体が前に乗り出すか、少し引くか、といった小さな動きも手がかりになります。
この反応は、自分から「何をしようか」と考えるときより、外から何かを問われたときにはっきりしやすいと読まれます。仙骨は応答するセンターであり、問いかけが来て初めて動き出すという見方があります。
反応がはっきりしないときは、「今はまだわからない」もひとつの答えです。無理に「うん」か「ううん」に寄せる必要はありません。
仕事の依頼を受けたときの使い方
上司から「この案件、担当してもらえる?」と頼まれた場面を考えます。仙骨の権威では、評価や断りにくさを考える前に、その問いを聞いた瞬間の体の反応に注意を向けます。体が「うん」と前に出る感じがあれば、引き受けたあとも力が続きやすいとされます。
反対に、頭では「ここで断ったら印象が悪い」と思っても、体が「ううん」と縮むなら、その仕事は長く続けるうちにフラストレーションの元になりやすいと読まれます。どうしても引き受ける場合も、担当範囲や期限を相談するなど、反応を踏まえた返事のしかたを探せます。
自分の反応がわかりにくい人は、信頼できる人に「この依頼、受けたい?」とはい・いいえで答えられる形で聞いてもらう方法がよく紹介されます。「どうしたい?」のような開いた質問より、反応が出やすいとされます。
「やるべき」と「やりたい」を取り違えやすい
仙骨の権威でよく起きるのは、頭の「やるべき」を体の「やりたい」と思い込んでしまうことです。理由を並べてからたどり着いた答えは、たとえ正しく見えても、この権威の答えとは別物とされます。
もう一つは、反応が出たあとに頭で打ち消してしまうことです。「うん」と出たのに、「でも条件が」「でも人の目が」と考えるうちに、最初の反応がわからなくなる。仙骨の反応は、その場の最初の一瞬が一番素直だと読まれます。
疲れているときや、人の目が気になる場では、反応そのものが鈍く感じられることもあるとされます。そのような日は大事な返事を急がず、落ち着いた状態でもう一度問いかけてもらうのも一つの方法です。
ジェネレーターとマニフェスティングジェネレーターでの違い
ジェネレーターでは、反応に従って一度始めたことを、段階を踏みながら続けていく形が自然とされます。戦略は「待ってから応答する(腸の感覚に従う)」と表され、応答のあとに積み上げていく流れです。
マニフェスティングジェネレーターでは、戦略は「待ってから応答する(仙骨の反応に従う)」です。反応してからの動きが速く、途中の手順を飛ばしたくなることもあると読まれます。反応してから動く順番を守ったうえで、速さを生かす形が合うとされます。どちらのタイプでも、合わない「うん」を続けるとフラストレーションが強まるのがサインです。
反応を聞き取る力を日々の中で育てる
仙骨の反応は、使うほどわかりやすくなるとされます。いきなり大きな決断で試すより、今日の昼に何を食べるか、帰り道をどちらにするかといった小さな場面で、体が前に出るか引くかを観察していくのが近道です。
うまく反応に従えた日は、夜に心地よい疲れが残りやすく、合わないことを続けた日は、疲れの中にいら立ちが混じりやすいと読まれます。一日の終わりの感じ方を振り返ることも、自分の反応を知る手がかりになります。
感情の権威・スプレニックの権威との違い
感情の権威は、時間をかけて気持ちの波を見送ってから決めます。仙骨の権威はその反対で、問いかけを受けたその場の反応が答えです。同じジェネレーター系でも、感情センターの有無でここが大きく分かれます。
スプレニックの権威も「その場」の権威ですが、問われなくても一瞬ひらめく直感が中心です。仙骨は問いかけへの応答として、続けるための力の有無を伝える反応と考えられています。
よくある質問
- 体の反応がまったくわからないときはどうすればいいですか?
- 小さな選択から練習する方法がよく紹介されます。食べたいもの、行きたい道など、はい・いいえで答えられる問いを人に投げてもらい、声や体の動きを観察してみてください。
- 反応で決めると、わがままになりませんか?
- 仙骨の反応は、続けられる力があるかどうかを伝えるものと読まれます。反応に沿って引き受けたことは最後までやり遂げやすく、周りにとってもプラスになることが多いとされます。
- 脾臓センターも定義されていますが、スプレニックの権威ではないのですか?
- ジェネレーターとマニフェスティングジェネレーターでは、感情センターが未定義なら仙骨の権威になります。脾臓の直感は、仙骨の反応を補う感覚として受け取る形です。
- 「うん」と反応したのに、あとで後悔しそうで怖いです。
- 仙骨の権威では、反応のあとに頭が不安を足すことはよくあるとされます。結果ばかりを先に考えず、引き受けたあとに力が続いているかどうかを見ていくと、反応への信頼が育ちやすくなります。
- 出生時刻がわからなくても権威は判定できますか?
- 正午で計算できますが、時刻によって定義されるセンターが変わり、権威も変わることがあります。時刻がわからないときの結果は目安として見てください。