精神的(外側)の権威は、内側に決め手となるセンターを持たないプロジェクターの権威です。メンタル権威、環境の権威、アウター・オーソリティとも呼ばれます。定義はヘッド・アジナ・喉の範囲にあり、感情・脾臓・ハート・Gはどれも未定義です。一人で考えて決めるのではなく、合う場所に身を置き、複数の信頼できる人との対話を重ねながら、時間をかけて答えを見極めると読まれます。
| 決め手になるセンター | 内側の決め手となるセンターはない(定義はヘッド・アジナ・喉の範囲) |
|---|---|
| この権威になるタイプ | プロジェクター(感情・脾臓・ハートが未定義で、Gセンターも定義されていないとき) |
| 決めるときの時間感覚 | 急がない。場所を変え、人を変えて話しながら |
| キーワード | 環境、聞き手、時間、外側の視点 |
| ほかの呼び名 | メンタル権威、環境の権威、アウター・オーソリティ |
精神的(外側)の権威になる条件
プロジェクターの権威は、感情センター、脾臓センター、ハートセンターの順に判定されます。このどれも定義されていなければ、内側の権威を持たない形になります。そのうち、Gセンターが喉とつながっている形は一般にセルフ・プロジェクテッド権威と呼ばれ、それ以外、つまり定義がヘッド・アジナ・喉の範囲にとどまる形が、精神的(外側)の権威です。
マニフェスターは喉がモーターとつながっていることが条件なので、感情・脾臓・ハートのどれもない形にはなりにくく、この権威はプロジェクターに出るものとされます。
「精神的」は頭で決めるという意味ではない
名前から「頭でよく考えて決める権威」と受け取られがちですが、これはよくある誤解です。ヘッドやアジナは考えや疑問を生むセンターで、他人のことを理解したり、物事を整理したりするのには向いているとされます。一方で、自分の人生の決定を頭だけで下すことには向かないという見方があります。
精神的(外側)の権威の「外側」とは、答えが外にあるという意味ではなく、外の環境や人との対話を鏡にして、自分の考えを見直すという意味合いで使われます。最後に決めるのは本人ですが、そこにたどり着く道筋に外の力を借りる、という考え方です。
環境が判断の質を左右する
この権威では、どこで考えるかが大きな意味を持つとされます。落ち着く部屋、居心地のよいカフェ、自然の多い場所など、自分に合う環境にいるときに、考えが澄みやすいと読まれます。合わない場所で無理に決めると、迷いが深くなりやすいとされます。
人についても同じで、話していて安心できる相手、自分を急かさない相手と過ごす時間が、決断の助けになります。一人の意見に頼るより、異なる立場の何人かに話してみるのがよいとされます。
学ぶ場所を選ぶ場面での進め方
資格の学校を二つで迷っているとします。精神的(外側)の権威では、パンフレットを並べて一人で比べるより、実際に両方の教室へ足を運んでみることが手がかりになります。その場にいて自分が落ち着くか、呼吸が浅くならないかといった、場所の感触を確かめます。
次に、家族、昔からの友人、同じ分野の知人など、立場の違う何人かに話してみます。ここでも答えをもらうのではなく、話しながら自分の考えがどう変わっていくかを観察します。何度か話すうちに、どの人に話しても同じ学校の名前が自然と出てくるなら、それが答えに近いと読まれます。
期限に余裕がある場合は、数日から数週間かけて、場所と人を変えながら確かめていくと、この権威の持ち味が生きやすくなります。
- 決める場所を選ぶ。合わない場所では結論を出さない
- 立場の違う複数の人に話す
- 一度話して終わりにせず、時間をおいてもう一度話す
プロジェクターとしての現れ方
プロジェクターの戦略は「招待を待つ」です。精神的(外側)の権威を持つ場合、招待を受けたら、すぐに返事をせず、合う環境で信頼できる人に話しながら、その招待が自分に合うかを見ていく流れになります。
他人の状況を見通す力が強く出やすい一方で、その視点を自分の決定にそのまま当てはめると迷いやすいとされます。合う招待を選べているときは成功のサインが、合わない招待が続くと苦々しさが出やすいと読まれます。
迷いが長引いたときの見直し方
いつまでも結論が出ないと感じたら、まず考えている場所と話している相手を見直してみてください。同じ部屋、同じ顔ぶれの中だけで考え続けていると、考えが堂々めぐりになりやすいとされます。
また、頭が「早く決めなければ」と急かしているときほど、外の視点が入りにくくなります。期限をいったん脇に置き、散歩や別の土地への小旅行など、環境を変えた先で話してみると、意外なほど考えが整理されることがあると読まれます。
セルフ・プロジェクテッド権威との違い
どちらも人に話すことを大切にするため、同じものと思われることがあります。分かれ目は、Gセンターと喉のつながりがあるかどうかです。セルフ・プロジェクテッド権威ではGセンターが定義され、喉へとつながっています。精神的(外側)の権威では、Gセンターは未定義です。
セルフ・プロジェクテッドは、話した言葉の中にある自分の方向を聞き取る権威で、話している最中から答えが見えやすいとされます。精神的(外側)の権威は内側に決め手となるセンターを持たないため、ひとつの会話で決めず、環境と複数の対話を重ねて時間をかけるところに違いがあります。
よくある質問
- 内側の権威がないのは、不利なことですか?
- そうとは考えられていません。外の環境や人を鏡にして見極める形が、この権威の持ち味とされます。急がずに確かめる時間を取ることが大切です。
- 人に話すと、相手の意見に流されてしまいます。
- 相手には答えではなく、聞き役をお願いするのがよいとされます。一人の意見で決めず、立場の違う何人かに話して、自分の考えがどう落ち着くかを見てください。
- セルフ・プロジェクテッド権威とどう見分けますか?
- Gセンターが定義され喉とつながっていればセルフ・プロジェクテッド権威、Gが未定義で定義がヘッド・アジナ・喉の範囲だけなら精神的(外側)の権威と読まれます。
- 話す相手は何人くらいがいいですか?
- 決まった人数はありません。立場の違う人に何人か話してみて、自分の考えが落ち着いてきたと感じられるところが一つの目安とされます。
- 出生時刻がわからなくても権威は判定できますか?
- 正午で計算できますが、時刻によって定義されるセンターが変わり、権威も変わることがあります。時刻がわからないときの結果は目安として見てください。